もともと、スカウトの評価としては、ストレートとカットボールが良いということだったが、すでにプロでも通用するレベルにあるのはカーブだった。
さらに、大学時代は武器のひとつだったツーシームはストレートを投げるときとリリースの角度が変わるため、プロには見極められバットを振ってくれない。そこで、ツーシームをやめてシュートを練習し、以前は投げていたフォークを新たな武器として磨くことになった。
「清水は、そんなに器用な方ではないと思うけど、とにかく一生懸命。この一年間ですごく勉強していろんなことを繰り返し繰り返しやった。フォークが投げられるようになったら三振もとれるようになって、今までよりひとつ段階が上がった。カーブとスライダーとシュートとまっすぐでカウントがとれて、勝負球でカーブだったりフォークがあれば、ピッチャーの投球の幅としては充分です。勝つためにさらにコントロールだったり、ボールのキレだったりを出していこう、と話をしています」
小野寺コーチのアドバイスを参考にした清水は、昨秋のキャンプでは努力を形にしてきた。首脳陣から「来季は一軍で使えるかもしれない」という話が出るまでになった。
向上心があり、一生懸命に課題に取り組むという右腕は、春のキャンプでどれほど成長した姿を見せてくれるのだろうか。ドラフト1位のプライドを胸に挑む2020年シーズン、清水昇にとって飛躍の年となるはずだ。
文●山本祐香(タレント・スポーツライター)
【PHOTO】艶やかに球場を彩るMLBの「美女チアリーダーズ」!
さらに、大学時代は武器のひとつだったツーシームはストレートを投げるときとリリースの角度が変わるため、プロには見極められバットを振ってくれない。そこで、ツーシームをやめてシュートを練習し、以前は投げていたフォークを新たな武器として磨くことになった。
「清水は、そんなに器用な方ではないと思うけど、とにかく一生懸命。この一年間ですごく勉強していろんなことを繰り返し繰り返しやった。フォークが投げられるようになったら三振もとれるようになって、今までよりひとつ段階が上がった。カーブとスライダーとシュートとまっすぐでカウントがとれて、勝負球でカーブだったりフォークがあれば、ピッチャーの投球の幅としては充分です。勝つためにさらにコントロールだったり、ボールのキレだったりを出していこう、と話をしています」
小野寺コーチのアドバイスを参考にした清水は、昨秋のキャンプでは努力を形にしてきた。首脳陣から「来季は一軍で使えるかもしれない」という話が出るまでになった。
向上心があり、一生懸命に課題に取り組むという右腕は、春のキャンプでどれほど成長した姿を見せてくれるのだろうか。ドラフト1位のプライドを胸に挑む2020年シーズン、清水昇にとって飛躍の年となるはずだ。
文●山本祐香(タレント・スポーツライター)
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