大学代表捕手でもあった佐藤の言葉を聞いた佐々木朗は「多分、いいふうに言ってくださっている」と謙遜し、「これからゆっくり状態を上げていければいいかな」としっかり自分のやるべきことを見据えていた。
初のキャッチボールで、佐々木朗の能力を身をもって感じた佐藤だが、もう1点気づいたことがあった。
「(神宮での)高校代表 vs. 大学代表の時に一度、投球を見させてもらっているんですが、試合後の映像や打席に立った打者の感想、相手捕手のミットの動かし方などを見て、あの時はシュート回転のボールが多かったのかなと感じていました。それが今回は、そんなにシュート回転していなかったので、自分が思っているより悪くなかったなと思いました」
当時のシュート回転について、佐々木朗は「(キャッチボールは)力を抜いている状態なので、なんとも言えないですが、(当時は)血豆ができていて、中指でボールを押せないことが原因だったので、そういう面ではあの時より、シュート回転していないと思います」と佐々木は、自身でも十分認識しているが「無理して修正することもないかなと」あくまで体作りに重点を置く。
「すごい気持ちよかったので、ブルペンで受けてみたいという気持ちが、より一層高まったキャッチボールでした」
そう佐藤が語るように黄金ルーキーのブルペン入りは誰もが望むところだが、チームの方針として、じっくり体を作ってからのこととなる。
いずれやってくるブルペン入りの日が今から待ち遠しい限りだ。
文●岩国誠
【PHOTO】艶やかに球場を彩るMLBの「美女チアリーダーズ」!
【著者プロフィール】
いわくに・まこと/1973年生まれ。元々はプロ野球のニュース番組制作に携わるTV映像ディレクター。8年前から5年間、SNSなどでの球団公式映像やパ・リーグTVでの制作・配信を経験。その縁から昨年より、フリーライターとして、webメディアでのプロ野球記事の執筆を始める。また、舞台俳優としての経験を生かして、野球イベントなどの運営や進行役など、幅広い活動を行っている。
初のキャッチボールで、佐々木朗の能力を身をもって感じた佐藤だが、もう1点気づいたことがあった。
「(神宮での)高校代表 vs. 大学代表の時に一度、投球を見させてもらっているんですが、試合後の映像や打席に立った打者の感想、相手捕手のミットの動かし方などを見て、あの時はシュート回転のボールが多かったのかなと感じていました。それが今回は、そんなにシュート回転していなかったので、自分が思っているより悪くなかったなと思いました」
当時のシュート回転について、佐々木朗は「(キャッチボールは)力を抜いている状態なので、なんとも言えないですが、(当時は)血豆ができていて、中指でボールを押せないことが原因だったので、そういう面ではあの時より、シュート回転していないと思います」と佐々木は、自身でも十分認識しているが「無理して修正することもないかなと」あくまで体作りに重点を置く。
「すごい気持ちよかったので、ブルペンで受けてみたいという気持ちが、より一層高まったキャッチボールでした」
そう佐藤が語るように黄金ルーキーのブルペン入りは誰もが望むところだが、チームの方針として、じっくり体を作ってからのこととなる。
いずれやってくるブルペン入りの日が今から待ち遠しい限りだ。
文●岩国誠
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【著者プロフィール】
いわくに・まこと/1973年生まれ。元々はプロ野球のニュース番組制作に携わるTV映像ディレクター。8年前から5年間、SNSなどでの球団公式映像やパ・リーグTVでの制作・配信を経験。その縁から昨年より、フリーライターとして、webメディアでのプロ野球記事の執筆を始める。また、舞台俳優としての経験を生かして、野球イベントなどの運営や進行役など、幅広い活動を行っている。