専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
プロ野球

突然のスランプ→打球直撃... DeNAドラ1右腕、竹田祐が試練を乗り越え復帰戦で手応え! 「しっかりと球の威力も強さも出ていました」

萩原孝弘

2025.04.21

ストレートにも力強さが戻ってきた竹田。一軍昇格を目指す。写真:萩原孝弘

ストレートにも力強さが戻ってきた竹田。一軍昇格を目指す。写真:萩原孝弘

 中でも「しっかりと球の威力も強さも出ていました。しっかりとファウルでカウントも取れましたし、空振りも取れましたしね」と課題に挙げていたストレートに手応えを得た。

 平塚球場のスピードガンでは143キロがマックスだったが「146か7は出ていたはずです」と球団の測定では球速も確実にアップしているようで「トレーニングの成果が、少しずつですけれども、いい感じになってきています」とコンディションも上昇傾向にあると頷いた。この日三振を奪ったフォークにも「めちゃくちゃ良くはないですけれども」と納得とまではいかない様子ながらも「やっぱりストレートが活きているからこそ、フォークにも反応してもらえると思いますよ」とあくまでも軸はストレートだと言い切った。
 
 今後は「とりあえずファームで投げていかないと。二軍で結果を残し続けていくことが、いま出来る一番のアピールですからね」と青写真を描く。アクシデント前は、小杉陽太ピッチングコーチが「昨年の石田裕太郎のように、5月あたりの先発に疲れが見え始めたころに出てきてくれれば」と語っていたが「自分は一軍の戦力になれるなら、時期はいつでもいいです。まずは一軍を目指してやっていきたいと思います」と語る口調からは、ピッチャーらしい、強気な一面を感じさせた。

 明治大学4年時と、社会人の2年目と2度の指名漏れを経験。それでも昨年は「プロの世界に行くのはラストチャンスだと思って、毎日毎日後悔がないように練習してきた」と夢を諦めない姿勢で掴んだドラフト1位の座。努力する才能を武器に、竹田祐は一軍の舞台で必ず輝きを放つ。

取材・文●萩原孝弘
【記事】「僕の頃は結果が出ませんでしたから」“ベイスターズを強くしたかった男・村田”が14年ぶりの古巣復帰で掴みに行くあの日の忘れ物

【画像】DeNA度会隆輝が公開…「橋本環奈に似てる」と話題の彼女との2S写真!

【動画】バウアー、NPB復帰初戦で三者連続三振のスタート!

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号