ベイスターズについては「対戦していて、すごくいいチームだと思っていました。いい選手も揃っていますし、優勝を叶えられるチームだと思っていました。そのチームで一緒になって戦えることができるので、なんとか自分も優勝に貢献できるようにしていきたいです」と“Vへの使者”の役割を担うとニヤリ。「自分が試合に出るときには、しっかりと100%のプレーでチームに貢献していきたいです。ファンの皆様にも感謝の気持ちを持ってやっていきたい」と全力プレーを誓った。

　コンディションについても「全く衰えは感じていませんし、体調はすごくいいと感じています。一週間くらい前までは動いていました」とうなずき、「メキシコでプレーしたことも、まだ自分がやれることを証明したいと思ってたので、それを証明して日本に戻ってくることを目標に頑張っていました。メキシコでもスイングの状態はすごく良かったですし、36歳にはなっていますけど、前と変わらず力強いスイングができていると思います」と自信満々だ。

　背番号は66に決まった。ビシエドは「去年もほとんどファームで過ごしましたけど、しっかりと自分の力を出せていたと思います。それをしっかりと今年もやっていければ」とウエスタンで３割ジャストの成績を残せたことも証拠に、まだまだできると言い切った。
  　さらにバンテリンドームから横浜スタジアムへ本拠地が変わることについては、「バンテリンはすごく広くて、外野まで遠く感じていましたけど、やっぱそれを比べると横浜スタジアムはバッターにとってはすごくいい、有利な球場だと思います」と自身にもアドバンテージになると強調した。

　会見でも笑顔を絶やさず、周囲を明るく照らした好漢ビシエド。“重戦車”のような攻撃力で、横浜に新風を吹かせてみせる。

取材・文●萩原孝弘

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