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【2010年代30球団通信簿:ア・リーグ東地区】貧乏でも育成と工夫を駆使したレイズが最高評価、10年間の勝率が30球団1位のヤンキースは意外にも……?

2020.04.14

この10年はほとんどの年で「地区4位」が定位置だったブルージェイズ。ゲレーロJr.(左)やビシェット(右)ら有望二世選手の台頭で20年代は躍進できるか?(C)Getty Images

この10年はほとんどの年で「地区4位」が定位置だったブルージェイズ。ゲレーロJr.(左)やビシェット(右)ら有望二世選手の台頭で20年代は躍進できるか?(C)Getty Images

▼トロント・ブルージェイズ
【評価】可もなく不可もなく(C)

 ブルージェイズの2010年代は15、16年の2年間に凝縮されていると言っても過言ではない。15年は夏のトレードでデビッド・プライス(現ドジャース)、トロイ・トゥロウィツキら大物獲得に成功。勢いに乗って22年ぶりの地区優勝を果たすと、プレーオフでもリーグ優勝決定シリーズに駒を進めた。これでトロントの野球熱に久々に火が付き、翌年は観客動員が最後に頂点に立った1993年以来初めて300万人を突破。この年もリーグ優勝決定シリーズまで進出した。

 だが、それ以外の年はプレーオフ争いに絡むこともなく、存在感を発揮できずにいる。19年は95敗を喫し、観客動員は4年間でほぼ半減してしまった。その一方でブラデミィール・ゲレーロJr.やボー・ビシェットら未来のスター候補が登場。彼らは30年近く遠ざかっている世界一をトロントにもたらすことができるだろうか?

文●久保田市郎(スラッガー編集長)

※『スラッガー』2020年3月号より転載

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