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MLB

【2010年代30球団通信簿:ア・リーグ中地区】唯一勝ち越したインディアンスは納得の最高評価。だが、同じ評価を得たのは現在低迷中の…

2020.04.14

インディアンスは巧みなトレードで着実に戦力を増強。リンドーア(写真右)など生え抜きの活躍も光った。(C)Getty Images

インディアンスは巧みなトレードで着実に戦力を増強。リンドーア(写真右)など生え抜きの活躍も光った。(C)Getty Images

 チームの「成功の基準」は予算規模や戦力状況、それまでの歴史などによってそれぞれ違う。そうだとしても、究極の目標がワールドチャンピオン獲得にあることだけは共通している。2010年代におけるア・リ...
 チームの「成功の基準」は予算規模や戦力状況、それまでの歴史などによってそれぞれ違う。そうだとしても、究極の目標がワールドチャンピオン獲得にあることだけは共通している。2010年代におけるア・リーグ中地区5球団の歩みを振り返りつつ、5段階評価の通信簿形式でディケイドを総括してみよう。

※A=よくできました、B=まずまずです、C=可もなく不可もなく、D=がんばりましょう、E=ガッカリです

▼シカゴ・ホワイトソックス
【評価】がんばりましょう(D)

 2010年、12年に地区2位とディケイド前半はプレーオフを目指して戦っていたが、13年に24年ぶりの地区最下位に沈むと、14年以降も負け越しシーズンが続いた。

 再建に長い時間がかかっているのは、途中で中途半端な色気を出して補強に動くなど方針が一貫しなかった時期があったため。16年オフにエースのクリス・セールをレッドソックスへ放出したのを機に改めて本格再建モードに突入。19年になってティム・アンダーソンやヨアン・モンカダ、ルーカス・ジオリトらが台頭し、ようやく出口が見えてきた。マイナーにも複数のトップ・プロスペクトがひしめいており、「20年代のシカゴ最高のチームはカブスではなくホワイトソックス」との声も出ている。昔からキューバとの結びつきが濃いチームで、このディケイドもホゼ・アブレイユらが活躍した。
 
▼クリーブランド・インディアンス
【評価】よくできました(A)

 ディケイド最初の3年間は負け越したが、13年から7年連続で勝ち越し。16年からは3年連続地区優勝を果たし、タイガースに代わってア・リーグ中地区の「盟主」に台頭した。特に16年は1954年以来の世界一まであと1勝に迫り、クリーブランドの街を大いに沸かせた。

 フランシスコ・リンドーア、ホゼ・ラミレスら生え抜きの活躍もあったが、躍進の最大の要因はトレードの成功。特に投手陣はサイ・ヤング賞を2度獲得したコリー・クルーバーを筆頭にカルロス・カラスコ、マイク・クレビンジャーも若手時代に他球団から獲得した。もっとも、スモールマーケット球団で資金に余裕はなく、主力選手を長期間囲い込むのは不可能。19年オフはクルーバーを放出し、リンドーアにもトレードの噂が絶えない。20年代は戦力の再構築に挑むことになる。
 

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