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プロ野球

【2020主力選手通信簿・広島】新人ながら投手陣を引っ張った森下、雌伏の時を経て開花した堂林が高評価

yuma

2020.12.26

●菊池涼介
[試合]106 [打数]376 [打率].271
[本塁打]10[打点]41 [OPS].757 [盗塁]3
評価:よくできました(A)
スタメンを外れる機会も目立ったが、二塁手では史上初のシーズン無失策という偉業を達成。打撃面でも、OPS.757はここ4年でベストと復調を見せた。

●鈴木誠也
[試合]118 [打数]430 [打率].300
[本塁打]25[打点]75 [OPS].953 [盗塁]6
評価:まずまずです(B)
開幕は好調な滑り出しも、厳しいマークを受けて8月以降は(本人比で)やや失速。それでも史上4人目の5年連続3割&25本塁打をマークと、主砲として最低限の役割は果たした。

●ピレラ
[試合]99 [打数]316 [打率].266
[本塁打]11[打点]34 [OPS].723 [盗塁]2
評価:がんばりましょう(D)
当初は三塁で期待も送球難でレフトがメインに。藤浪晋太郎(阪神)からの逆転満塁弾、守備でのハッスルプレーなど印象的な場面もあったが、アプローチが粗く全体の成績は伸び悩んだ。

●西川龍馬
[試合]76 [打数]296 [打率].304
[本塁打]6[打点]32 [OPS].794 [盗塁]6
評価:可もなく不可もなく(C)
右足首の故障に苦しみながら、打率3割をクリアしたのはさすがの一言。10月には初の1試合2本塁打を記録し、時には4番に座るなど新たな一面も見せた。
 
●長野久義
[試合]95[打数]267 [打率].285
[本塁打]10[打点]42 [OPS].823 [盗塁]1
評価:まずまずです(B)
当初は代打起用が続いたが、夏場以降はスタメンに定着。OPS.823は首位打者を獲得した2011年に次ぐ水準と、昨年の不振を完全に乗り越える活躍だった。

●大盛穂
[試合]73[打数]135 [打率].259
[本塁打]2[打点]16 [OPS].703 [盗塁]5
評価:よくできました(A)
育成契約から這い上がり、7月下旬の初昇格以降は一軍に定着。自慢の俊足もさることながら、課題だった打撃面でも一時は1番に定着してOPS.703と想像以上の活躍を見せた。

●メヒア
[試合]37[打数]80 [打率].118
[本塁打]2[打点]4 [OPS].523 [盗塁]0
評価:ガッカリです(E)
打撃フォーム改造を経て、開幕前の練習試合では11試合で15打点と大暴れも、開幕後は打撃不振でレギュラー奪取ならず。同タイプのクロンが加入する来季は正念場。

【監督】
●佐々岡真司
52勝56敗12分 勝率.481(5位) 得失点差 -6(4位)
評価:可もなく不可もなく(C)
監督船出のシーズンは、3連覇を支えた投手陣が機能せず5位に低迷。そんな中でも、早い段階から若手を重用し、終盤に多くの選手の台頭を導いたのは評価に値する。

文●yuma

【著者プロフィール】
1994年生まれ。シーツ・ラロッカの外国人二遊間に魅せられて以降、15年来の広島ファン。Twitterやnoteにて、主に広島の各選手や戦力についての分析を行っている。好きな選手は同い年の鈴木誠也。Twitter IDは@yumambcp。
 

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