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プロ野球

【1989世代の現在地】菅野と中田が投打で世代をリード、広島3連覇に貢献した「タナキクマル」、遅咲きの花を咲かせた阿部…

藤原彬

2021.01.20

“アジャ”の相性で親しまれる井上晴哉(ロッテ)は、18~19年に日本人では球団20年ぶりの2年連続20本塁打をクリア。しかし、昨季は思うような結果を残せず、涙を流す場面もあった。その井上と日本生命でチームメイトだった小林誠司(巨人)も、昨季は怪我などで苦しんだ。かつて侍ジャパンに選ばれた実力で正捕手の座を奪い返したい。

 新人年からフル回転した益田直也(ロッテ)の通算526登板は世代最多だ。昨季は史上5人目の通算100ホールド&100セーブに到達した。嘉弥真新也(ソフトバンク)は4年連続で50登板をクリアして防御率2点台の成績を残し、左のワンポイントとして立場を確立している。
 
 89世代の「変わり種」は阿部寿樹(中日)だろう。26歳でプロ入りするも、最初の3年間は鳴かず飛ばず。しかし、29歳で迎えた19年に二塁のレギュラーをつかむと、打率10傑入り。昨季はチームの日本人で最多の13本塁打を放った。

文●藤原彬

著者プロフィール
ふじわら・あきら/1984年生まれ。『SLUGGER』編集部に2014年から3年在籍し、現在はユーティリティとして編集・執筆・校正に携わる。ツイッターIDは@Struggler_AKIRA。

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