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プロ野球

【2021ドラフト候補ランキング10~1位】西工大・隅田、天理・達が大きく順位を上昇させる中、1位を守ったのは?<SLUGGER>

西尾典文

2021.06.22

▼2位:廣畑敦也[投手・三菱自動車倉敷オーシャンズ](前回順位:3位)
(ひろはた・あつや/右投右打/玉野光南高→帝京大)
将来像:槙原寛己(元巨人)
 昨年の都市対抗では154キロをマークして若獅子賞を受賞。今年もシーズン開幕を告げる3月の東京スポニチ大会でリリーフとしてフル回転し、チームを優勝に導くとともに自身もMVPに選ばれ、昨年の活躍がフロックではないことを証明した。コンスタントに150キロに迫るストレートだけでなく、変化球のコントロールも抜群。先発でもリリーフでも常に安定したパフォーマンスを見せており、即戦力という意味では間違いなくナンバーワン。投手力が弱い球団にとっては魅力的な存在と言えるだろう。
タイプ診断:#即戦力 #剛腕 #万能タイプ
 
▼1位:小園健太[投手・市立和歌山高](前回順位:1位)
(こぞの・けんた/右投右打)
将来像:金子弌大(日本ハム)
 高い注目を集めた今年の選抜でも見事なピッチングを披露し、改めて能力の高さを見せつけた。スピード、コントロール、変化球、全てにおいて高レベルだが、何よりも素晴らしいのが投球術だ。相手の狙い球を察し、試合の途中で組み立てを変えられるところは高校生とは思えない。もちろんボール自体の質も素晴らしいものがあり、まだまだ伸びそうな雰囲気も十分。好素材の多い高校生投手の中でも、最も安心して1位指名できる存在と言えそうだ。
タイプ診断:#大型本格派右腕 #巧みな投球術 #スター候補

【表】2021ドラフト候補ランキング1~50位一覧(6月21日時点)

文●西尾典文

【著者プロフィール】
にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間約300試合を取材。2017年からはスカイAのドラフト中継で解説も務め、noteでの「プロアマ野球研究所(PABBlab)」でも多くの選手やデータを発信している。

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