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プロ野球

【2021主力選手通信簿|ヤクルト】待望の日本一達成で、主砲・村上や次代のエース奥川らが軒並み高評価!<SLUGGER>

勝田聡

2021.12.14

●中村悠平
[試合] 123 [打数] 377    [打率] .279
[本塁打] 2    [打点]    36    [OPS]    .718    [盗塁] 0
評価:よくできました(A)
前半戦は新型コロナウイルスで離脱した青木に代わって2番を務め、後半戦は6番で起用されて奮闘。打率.279は規定打席に到達した年では自己最高だった。日本シリーズでも攻守に渡ってチームを牽引し、MVPを受賞。

●サンタナ
[試合] 116 [打数] 372    [打率] .290 
[本塁打] 19 [打点] 62 [OPS] .877 [盗塁] 2
評価:よくできました(A)
打率.290は実質チームベストと高い確実性で貢献。特に10月に打率.377(69打数26安打)、7本塁打と大爆発してチームのラストスパートを支えた。日本シリーズでも2本塁打をマークした。

●西浦直亨
[試合] 92 [打数] 242    [打率] .223
[本塁打] 5 [打点] 24    [OPS] .620 [盗塁] 1
評価:可もなく不可もなく(C)
遊撃の開幕スタメンを務めたが、打率1割台の不振で6月末に二軍落ち。だが、再昇格を果たした9月は22試合で打率.321と復調。CSと日本シリーズは全試合出場した。

●山崎晃大朗
[試合] 114 [打数] 215    [打率] .247
[本塁打] 1 [打点] 12    [OPS] .646 [盗塁] 8
評価:可もなく不可もなく(C)
114試合はキャリア最多だったが、打席数は80近くも減少。開幕直後は「1番・センター」、その後は外野両翼でもで起用されるもレギュラーには定着できず、6月以降はほぼ代走や守備固めでの出場だった。

●元山飛優
[試合] 97 [打数] 208    [打率] .255
[本塁打] 3 [打点] 17    [OPS] .653 [盗塁] 2
評価:まずまずです(B)
ルーキーながら開幕一軍をつかむと、デビュー戦となった3月27日の阪神戦でプロ初本塁打。一時は遊撃のレギュラーを務めたが、10月21日の広島戦で死球を受け、ひと足先にシーズンを終えた。

●川端慎吾
[試合] 91 [打数] 86 [打率] .372
[本塁打] 1 [打点] 18    [OPS] .908 [盗塁] 0    
評価:よくできました(A)
シーズン記録にあと1本と迫る30安打を放つなど、度重なる故障を乗り越えて“代打の切り札”として完全復活。日本シリーズでは第6戦で延長12回に日本一に導く決勝打を放った。

●宮本丈
[試合] 62 [打数] 70 [打率] .286
[本塁打] 1 [打点] 8    [OPS] .781 [盗塁] 0
評価:まずまずです(B)
川端とともに代打として活躍。7月1日の阪神戦ではスアレスから決勝タイムリー、シーズン最終戦では栗林良吏(広島)からプロ本塁打と勝負強さが光った。

●内川聖一
[試合] 38 [打数] 53 [打率] .208
[本塁打] 0 [打点] 2    [OPS] .476 [盗塁] 0    
評価:がんばりましょう(D)
かつての安打製造機もすでに39歳で、7月9日の広島戦でサヨナラ打を放ったのが唯一のハイライト。日本シリーズでも不発と“ミスター短期決戦”の本領を発揮できなかった。

●高津臣吾
73勝52敗18分 勝率.584(1位) 得失点差+94(1位)
評価:よくできました(A)
就任2年目で日本一を達成。奥川にエースの教育を施しながらも課題だった投手陣を整備し、それぞれの役割を考えた起用で野手陣にも力を発揮させた。

文●勝田聡

【著者プロフィール】 
かつた・さとし/1979年生まれ、東京都出身。人材派遣業界、食品業界で従事し30代後半で独立。プロ野球、独立リーグ、MLBなど年間100試合ほど現地観戦を行っている。2016年から神宮球場でのヤクルト戦を全試合観戦中。 

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