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プロ野球

【2022ドラフト候補ランキング|11~20位】専修・菊地、大阪ガス・河野ら本格派右腕が存在感。高校&大学ナンバーワン捕手も登場<SLUGGER>

西尾典文

2022.07.09

▼18位:野口泰司[捕手・名城大](前回順位:18位)
(のぐち・たいし/右投右打/栄徳高)

 強打が魅力の大型捕手。高校時代から愛知県内では評判の選手で、大学でも攻守に順調な成長を見せている。昨年の大学選手権では7割を超える打率をマークすると、今年も春のリーグ戦、大学選手権ともしっかり結果を残し、大学日本代表にも選出された。少し外国人のようなスタイルの打ち方だが、長打力と確実性を兼ね備えている。スローイング、フットワークも高レベルで、総合力では大学ナンバーワン捕手と言えるだろう。

●将来像:會澤翼(広島)
●タイプ診断:#大舞台に強い #強打の捕手


▼19位:友杉篤輝[遊撃手・天理大](前回順位:圏外)
(ともすぎ・あつき/右投右打/立正大淞南高)

 関西の大学球界を代表するショートストップ。小柄だがプレーのスピードは抜群で、フットワーク、持ち替えの速さ、正確なスローイングなどどれをとってもアマチュアではトップクラスのレベルにある。バットコントロールの良い打撃と積極的な走塁も一級品で、これまで2度の首位打者に輝き、この春は10試合で10盗塁もマークした。リードオフタイプの大学生としては田中幹也(亜細亜大)と並ぶ存在である。

●将来像:今宮健太(ソフトバンク)
●タイプ診断:#守備名人 #スピードスター
▼20位:青山美夏人[投手・亜細亜大](前回順位:28位)
(あおやま・みなと/右投右打/横浜隼人高)

 今年の東都1部を代表する大型右腕。昨年秋までは故障もあって調子の波が大きかったが、この春はフル回転の活躍でチームのリーグ優勝、そして大学日本一にも大きく貢献した。長いリーチを生かした腕の振りで、ボールの角度は素晴らしいものがある。体幹の強さ、体重移動のスピードなどまだ物足りない部分もあるだけに、まだまだ伸びる可能性も高い。ポテンシャルに見合う体力がつけば、コンスタントに150キロを超えてくることも期待できるだろう。

●将来像:石川歩(ロッテ)
●タイプ診断:#未完の大器 #大学選手権優勝

文●西尾典文
【著者プロフィール】
にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間約300試合を取材。2017年からはスカイAのドラフト中継で解説も務め、noteでの「プロアマ野球研究所(PABBlab)」でも多くの選手やデータを発信している。

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