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プロ野球

【ロッテ】「なんか凄い人ばっかりで…」注目のドラ2最速159キロ右腕、大谷輝龍がキャンプ初日に緊張した場面とは?

岩国誠

2024.02.02

 今回の投内連携。メンバー構成にチームとしての意図があるように感じられた。実際はどうなのか。小野コーチが言う。

「まあ、たまたまですけど、いいメンバーの中で、メインでやってもらおうと。(見られることで)緊張もするでしょうし、いろいろな部分で慣れていくしかないと思うので、そういうメンバーの中にどんどん入れて行って、慣れてほしいというのはあります」
 
 独立リーグで実戦経験を重ねていたとは言え、NPBでの公式戦は多くの観客がスタンドに詰めかける。1試合のプレッシャーも飛躍的に大きくなるのは、容易に予想できるが、そうした環境に1日でも早く慣れ、本来のポテンシャルを発揮してほしい。そんな親心のようなものを小野コーチの発言からは感じられた。球団の期待の現れとも言えよう。

 去年のこの時期には全く無名だった。そんな投手が1年でドラフト2位指名を受けるまでになったのは、短期間で159キロを叩き出したことだけでなく、スカウトが注目するような大舞台で、ことごとく結果を出し続けたからだ。スピードガンの数字を見るスカウトの方々がニコニコしながら、お互いに意見交換をする姿はとても印象に残っている。

 どんな選手でもルーキーイヤーや移籍初年度は、段取りがわからないこともあり慌てることがある。それになれてさえ仕舞えば、錚々たるメンバーたちとの同組に入って注目が集まることは、大谷にとってはプラスに働くかもしれない。

 キャンプ2日目にはブルペン入りが予定されているが、”ロッテの大谷”がこの先、どれくらい我々を”ちむどんどん”させてくれるのか。楽しみは尽きない。

取材・文●岩国誠

【著者プロフィール】
岩国誠(いわくにまこと):1973年3月26日生まれ。32歳でプロ野球を取り扱うスポーツ情報番組のADとしてテレビ業界入り。Webコンテンツ制作会社を経て、フリーランスに転身。それを機に、フリーライターとしての活動を始め、現在も映像ディレクターとwebライターの二刀流でNPBや独立リーグの取材を行っている。

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