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MLB

大谷が『20-20』を達成し、アストロズが意外な低迷。そして30球団の頂点に立つのは……2020年MLB5つの大予言

2020.01.03

 今シーズン、MLBでは本塁打乱発の大きな要因となっていた「飛ぶボール」が是正される可能性がある。そうなった場合にホームランを量産できるのは「本物のスラッガー」だけ。ゲレーロJr.はそのカテゴリーに入る数少ない存在となるだろう。

5 コールの活躍でヤンキースが20年代初代王者に
 2010年代はついに一度もワールドシリーズ進出すら果たせなかったヤンキース。これはチームにとって、1920年代以降では初めての屈辱だった。しかし、新たなディケイドが始まる今年、"悪の帝国"は2020年代最初の王者となるだろう。

 原動力となるのはもちろん、9年3億2400万ドルという超大型契約でアストロズから加入したゲリット・コールだ。昨季20勝を挙げ、防御率(2.50)と奪三振(326)でタイトルを獲得したコールは、ここ数年のヤンキースに欠けていた「絶対的エース」そのもの。「最後のピース」を得たことで、ヤンキースにはいよいよ弱点らしい弱点がなくなった。
 
 このパターンは、ヤンキースが最後に世界一を手にした09年を思い起こさせる。この時は、前年オフにFAで獲得したCC・サバシア、マーク・テシェーラ、AJ・バーネットの活躍が優勝の原動力になった。他球団のファンを白けさせるようなド派手な大型補強を結実させる、まさにヤンキースらしい優勝だった。

 子供の頃からヤンキースファンで、入団会見では01年のワールドシリーズで自分がヤンキー・スタジアムで掲げた「今日も明日も永遠にヤンキースファン」というボードを持参したコール。彼の活躍でヤンキースが久々に王座を取り戻す取れば、ストーリーラインとしても完璧ではないか。

構成●スラッガー編集部

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