オクラホマシティ・サンダーのシェイ・ギルジャス・アレキサンダー(SGA)は、7年目の昨季に初のシーズンMVPに輝いただけでなく、待望のリーグ初タイトルも手にした。
今やNBAを代表する存在となった27歳について、フランチャイズOBでもあるカーメロ・アンソニー(元デンバー・ナゲッツほか)が賛辞の言葉を贈っている。
2018年のドラフト全体11位でシャーロット・ホーネッツから指名されたSGAは、当日のトレードで加入したロサンゼルス・クリッパーズでNBAキャリアをスタートさせた。
ルーキーイヤーを終えたあと、ポール・ジョージ(現フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)が絡むトレードでサンダーへ移籍。加入1年目の2019-20シーズンに平均19.0点を奪うと、22-23シーズンには平均30点の大台を突破した。
7年目の昨季は3年連続の平均30点以上に加え、自身初の得点王(平均32.7点)、シーズンMVP、さらにフランチャイズ移転後初のリーグ優勝、ファイナルMVP(平均30.3点、5.6アシスト、1.9スティール、1.6ブロック)と最高のシーズンを過ごした。得点王に輝き、シーズンMVPとファイナルMVPを受賞したのは、カリーム・アブドゥル・ジャバー(元ロサンゼルス・レイカーズほか)、マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)、シャキール・オニール(元レイカーズほか)に続く史上4人目だった。
17-18シーズンをサンダーで過ごした殿堂入り選手のカーメロは、自身がホストを務めるポッドキャスト『7PM in Brooklyn』で、「どのチャンピオンチームも、ミドルレンジでゲームをものにする。3ポイントを何本打とうが関係ない。結局、得点を取らなければ意味がない」と語った上で、「3ポイントはいつでも打てるわけじゃない。ミドルを打てるのが、危険な選手だ。シェイはベストショットを打つためにプレーするから危険なんだ」とSGAを称えた。
SGAの昨季シュート成功率の内訳を見ると、5フィート以下:68.2%、5~9フィート:47.4%、10~14フィート:54.1%、15~19フィート:49.4%、20~24フィート:26.3%、25~29フィート:39.9%と、数字からもミドルレンジの得意ぶりが見て取れる。
もっとも、現役時代はミドルレンジの名手だったカーメロは「成績やシュート成功率が問題なんじゃない」と続ける。
「“ベストショット”を打つことが大事なんだ。相手が引けばシュートを打つし、ペイントにいてワイドオープンなら打つ。シェイは身体の使い方、スペースの活用法、アングルを熟知してミドルレンジをマスターし始めた。ミドルはアングルがすべてだ。アングルを正確に捉えられれば、相手はどうしようもない。止めに来れば、フェイクを入れてシュートを打てばいい」
このオフにはサンダーと4年総額2億8500万ドル(約423億円)の延長契約を結んだSGA。今後、どこまで歴代のレジェンドたちと肩を並べる存在になるのか、注目が集まる。
構成●ダンクシュート編集部
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SGAの昨季シュート成功率の内訳を見ると、5フィート以下:68.2%、5~9フィート:47.4%、10~14フィート:54.1%、15~19フィート:49.4%、20~24フィート:26.3%、25~29フィート:39.9%と、数字からもミドルレンジの得意ぶりが見て取れる。
もっとも、現役時代はミドルレンジの名手だったカーメロは「成績やシュート成功率が問題なんじゃない」と続ける。
「“ベストショット”を打つことが大事なんだ。相手が引けばシュートを打つし、ペイントにいてワイドオープンなら打つ。シェイは身体の使い方、スペースの活用法、アングルを熟知してミドルレンジをマスターし始めた。ミドルはアングルがすべてだ。アングルを正確に捉えられれば、相手はどうしようもない。止めに来れば、フェイクを入れてシュートを打てばいい」
このオフにはサンダーと4年総額2億8500万ドル(約423億円)の延長契約を結んだSGA。今後、どこまで歴代のレジェンドたちと肩を並べる存在になるのか、注目が集まる。
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