昨季、オクラホマシティ・サンダーの大黒柱シェイ・ギルジャス・アレキサンダー(SGA)は、リーグ制覇にシーズン&カンファレンス決勝&ファイナルMVP受賞、オールスター出場、オールNBA1stチーム選出と、個人・チームともキャリア最高のシーズンを過ごした。
加えて、平均32.7点で初の得点王も獲得。フィールドゴール成功率51.9%に3ポイント成功率37.5%、フリースローは1試合平均8.8本放って成功率89.8%(7.9本成功)と高いシュート成功率を誇り、さらには平均アシストも6.4本と、オフェンスでは文句のつけようがないパフォーマンスを披露した。
だが、SGAの魅力は攻撃面だけではない。今季から彼のチームメイトとなったアイザイア・ハーテンスタインは、現地時間7月21日(日本時間22日)に公開されたフィラデルフィア・セブンティシクサーズのポール・ジョージがホスト役を務めるポッドキャスト番組『Podcast P with Paul George』にゲスト出演した際に、SGAの守備面でのハードワークについてこう話していた。
「彼はチームをできるだけベストにしようと尽力してくれる。コートの両エンドでプレーするんだ。そこが彼のすごく過小評価されている部分だと思うね。彼はディフェンスもしっかりこなす。彼を(守備時に)狙っちゃいけない。彼はディフェンスであろうと休もうとしないんだ。彼がそうすることで僕らに自信を与えてくれるのさ」
サンダーにはルージェンツ・ドートやジェイレン・ウィリアムズにアレックス・カルーソ、ケイソン・ウォーレスといったストッパーがいるほか、リムプロテクターとしてはチェット・ホルムグレンとハーテンスタインが君臨。個々が優れた守備力を備えた上で、コートに出ている5選手が連動してチームディフェンスをこなしている。
SGAは腕の長さと豊富な練習量で培った球際の争いの巧さが備わっていて、ヘルプディフェンスでスティール、あるいはブロックで失点を防ぐ場面もあり、一瞬たりとも油断せずにプレーを続けてきた。
82試合のレギュラーシーズンとプレーオフ3ラウンドを勝ち上がって迎えたファイナルでも、SGAは両チーム最長の平均38.1分コートに立ち、30.3点、5.6アシストだけでなく4.6リバウンド、1.9スティール、1.6ブロックと攻守両面で貢献してきた。
コート上、さらにはベンチから見てきたハーテンスタインは、SGAの両エンドでの凄さを肌で感じたのだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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加えて、平均32.7点で初の得点王も獲得。フィールドゴール成功率51.9%に3ポイント成功率37.5%、フリースローは1試合平均8.8本放って成功率89.8%(7.9本成功)と高いシュート成功率を誇り、さらには平均アシストも6.4本と、オフェンスでは文句のつけようがないパフォーマンスを披露した。
だが、SGAの魅力は攻撃面だけではない。今季から彼のチームメイトとなったアイザイア・ハーテンスタインは、現地時間7月21日(日本時間22日)に公開されたフィラデルフィア・セブンティシクサーズのポール・ジョージがホスト役を務めるポッドキャスト番組『Podcast P with Paul George』にゲスト出演した際に、SGAの守備面でのハードワークについてこう話していた。
「彼はチームをできるだけベストにしようと尽力してくれる。コートの両エンドでプレーするんだ。そこが彼のすごく過小評価されている部分だと思うね。彼はディフェンスもしっかりこなす。彼を(守備時に)狙っちゃいけない。彼はディフェンスであろうと休もうとしないんだ。彼がそうすることで僕らに自信を与えてくれるのさ」
サンダーにはルージェンツ・ドートやジェイレン・ウィリアムズにアレックス・カルーソ、ケイソン・ウォーレスといったストッパーがいるほか、リムプロテクターとしてはチェット・ホルムグレンとハーテンスタインが君臨。個々が優れた守備力を備えた上で、コートに出ている5選手が連動してチームディフェンスをこなしている。
SGAは腕の長さと豊富な練習量で培った球際の争いの巧さが備わっていて、ヘルプディフェンスでスティール、あるいはブロックで失点を防ぐ場面もあり、一瞬たりとも油断せずにプレーを続けてきた。
82試合のレギュラーシーズンとプレーオフ3ラウンドを勝ち上がって迎えたファイナルでも、SGAは両チーム最長の平均38.1分コートに立ち、30.3点、5.6アシストだけでなく4.6リバウンド、1.9スティール、1.6ブロックと攻守両面で貢献してきた。
コート上、さらにはベンチから見てきたハーテンスタインは、SGAの両エンドでの凄さを肌で感じたのだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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