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NBA

守備巧者ホリデーが古巣セルティックスで“最も厄介だった相手”を明かす「コートすれすれでボールを突いて圧倒してくる」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.08.21

名ディフェンダーのホリデー(中央)が最も守るのに苦労したチームメイトとは?(C)Getty Images

名ディフェンダーのホリデー(中央)が最も守るのに苦労したチームメイトとは?(C)Getty Images

 8月20日に公開された『FanDuel TV』のNBA番組『Run It Back』に、ポートランド・トレイルブレイザーズのドリュー・ホリデーがリモート出演した。

 昨季までボストン・セルティックスに2シーズン所属し、2024年の優勝に大きく貢献した男は、元NBA選手のチャンドラー・パーソンズ(元ヒューストン・ロケッツほか)、ルー・ウィリアムズ(元ロサンゼルス・クリッパーズほか)とのトークを展開。古巣で“最も厄介だった練習相手”を明かした。

 NBAキャリア16年で2度のオールスターと6度のオールディフェンシブチーム選出を誇るホリデーは、2021年にミルウォーキー・バックスでも主軸として優勝した実績を持つ。昨季は62試合に出場(すべて先発)して平均11.1点、4.3リバウンド、3.9アシスト、1.06スティールを記録。通算5チーム目のブレイザーズで迎える今季も、先発ポイントガード(PG)に入ることが予想されている。

 そのホリデーは、相手チームのボールハンドラーや得点源をマークする、リーグ有数のPoA(Point of Attack)ディフェンダーとして知られる。身長193cmと上背があるタイプではないが、強靭な肉体とフットワーク、豊富な経験を駆使してマッチアップ相手をスローダウンさせる守備巧者で、若手が揃う新天地でも同様の働きが期待されている。

 セルティックスではオールスターのジェイソン・テイタムとジェイレン・ブラウン、実力派ガードのデリック・ホワイトらと一緒にプレーしてきたが、ホリデーが練習で最も手を焼いたのは彼らではなく、控えPGのペイトン・プリチャードだったという。
 
「ペイトンだろうね。お互いに、フルコートでドリブルしなきゃいけないドリルがあって、彼はもう本当にクレイジーなんだ。スピード、ハンドリングもそうだし、コートすれすれでボールを突いて圧倒してくる。しかもこちらが素早く動いていても急ストップしてしまう。ペイトンは凄まじいよ」

 身長185cmのプリチャードは、ホリデーと比較するとサイズ面で劣るが、地面すれすれの低くて力強いボールハンドリングを披露するワークアウト動画がバズるなど、ドリブル技術は天下一品だ。

 セルティックス在籍5年目の昨季は80試合に出場し、平均14.3点、3.8リバウンド、3.5アシストに3ポイント成功率40.7%(平均3.2本成功)と自己最高のシーズンを送り、最優秀シックスマン賞に輝いた。

 テイタムをアキレス腱断裂で欠く今季、セルティックスはホリデーとのトレードで加入したアンファニー・サイモンズとホワイトが先発バックコートに入る予定だが、プリチャードがスターターへ昇格する可能性もある。

 27歳の名シックスマンが今季さらに出番を増やして成長を遂げることになっても、少なくともホリデーが驚くことはなさそうだ。

文●秋山裕之(フリーライター)
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