もうすぐ夏休みシーズンも終わりだが、休暇中の旅先で有名人に遭遇、というような経験は、旅の思い出をより一層華やかにしてくれるものだ。
それは、その本人が有名人であったとしても同じこと。サッカー元イングランド代表のスター選手、ウェイン・ルーニーは過去にそんな体験をした1人。彼はなんと、自身のハネムーンの最中に、バスケットボール米国代表の面々に遭遇するという、なんとも強運な体験をしたことを、BBCスポーツチャンネルの『The Wayne Rooney Show』で明かした。
ルーニーが、学生時代からの友人であるコリーンさんと結婚したのは2008年の夏。イタリアでの挙式のあと、2人は米国ラスベガスへハネムーンに旅立った。
そして現地での夜、新妻とともにバーにいた時のことだ。なんとチームUSAのメンバーが、同じバーに入ってきたのだという。
当時は北京オリンピックが開催される少し前の時期で、バスケットボール米国代表はラスベガスで恒例の合宿を行なっていたのだ。
この年のチームは、前回大会で王座を逃した雪辱を期すべく、コビー・ブライアント、レブロン・ジェームズ、カーメロ・アンソニー、ドゥエイン・ウェイド、ジェイソン・キッド、クリス・ポール、ドワイト・ハワードら、錚々たるメンバーが顔を揃えていた。彼らは“リディームチーム”と称され、その後のオリンピックで見事に金メダルを勝ち取った。
当然ながら周囲はセキュリティが厳重にガードしていて、一般客を近づけないようにしていたが、ナイキのイベントなどで何度かレブロンと同席し、言葉も交わしたことがあったルーニーは、彼に挨拶しようとチームUSA御一行のテーブルに向かった。しかしすかさず、「ここには近づかないでください」と、セキュリティにブロックされてしまったという。
当時22歳、マンチェスター・ユナイテッドに所属し、欧州では知らない人はいない若手スターだったルーニーも、アメリカではその存在を知られていなかったのだ。
あえなく阻止されたルーニーはすごすごと引き返し、トイレに退散したと当時を振り返る。
しかしトイレから戻ると、レブロン(当時23歳)の方が彼を見つけて「おーい!こっちに来いよ!」と呼んでくれ、ルーニー夫妻はバスケ界のスーパースターたちと一緒に記念撮影をすることができたそうだ。近寄りがたそうに見えて、実は気さくなレブロンらしい振る舞いだ。
ハネムーンでの一生思い出に残る出来事となったが、ルーニーいわく最後にオチがあって、せっかくスターたちと一緒に撮ったお宝フォトだったにもかかわらず、あとで見返してみたらどの写真にも妻の髪になぜだかストローがくっついているという、いささか見栄えの良くない1枚になってしまったのだそうだ。
番組の共演者が「ウェインだったらむしろ、『このスターに会えた!』と言われる側だろう」と言っていたように、イングランド代表のエースでもあったルーニーは、旅先で出会ったら大興奮されるようなスターだ。しかしそんな彼であっても、他競技のスーパースターに出会うと、一般人と同じようにエキサイトするのだということがわかる、ほっこりエピソードだった。
文●小川由紀子
【画像】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
それは、その本人が有名人であったとしても同じこと。サッカー元イングランド代表のスター選手、ウェイン・ルーニーは過去にそんな体験をした1人。彼はなんと、自身のハネムーンの最中に、バスケットボール米国代表の面々に遭遇するという、なんとも強運な体験をしたことを、BBCスポーツチャンネルの『The Wayne Rooney Show』で明かした。
ルーニーが、学生時代からの友人であるコリーンさんと結婚したのは2008年の夏。イタリアでの挙式のあと、2人は米国ラスベガスへハネムーンに旅立った。
そして現地での夜、新妻とともにバーにいた時のことだ。なんとチームUSAのメンバーが、同じバーに入ってきたのだという。
当時は北京オリンピックが開催される少し前の時期で、バスケットボール米国代表はラスベガスで恒例の合宿を行なっていたのだ。
この年のチームは、前回大会で王座を逃した雪辱を期すべく、コビー・ブライアント、レブロン・ジェームズ、カーメロ・アンソニー、ドゥエイン・ウェイド、ジェイソン・キッド、クリス・ポール、ドワイト・ハワードら、錚々たるメンバーが顔を揃えていた。彼らは“リディームチーム”と称され、その後のオリンピックで見事に金メダルを勝ち取った。
当然ながら周囲はセキュリティが厳重にガードしていて、一般客を近づけないようにしていたが、ナイキのイベントなどで何度かレブロンと同席し、言葉も交わしたことがあったルーニーは、彼に挨拶しようとチームUSA御一行のテーブルに向かった。しかしすかさず、「ここには近づかないでください」と、セキュリティにブロックされてしまったという。
当時22歳、マンチェスター・ユナイテッドに所属し、欧州では知らない人はいない若手スターだったルーニーも、アメリカではその存在を知られていなかったのだ。
あえなく阻止されたルーニーはすごすごと引き返し、トイレに退散したと当時を振り返る。
しかしトイレから戻ると、レブロン(当時23歳)の方が彼を見つけて「おーい!こっちに来いよ!」と呼んでくれ、ルーニー夫妻はバスケ界のスーパースターたちと一緒に記念撮影をすることができたそうだ。近寄りがたそうに見えて、実は気さくなレブロンらしい振る舞いだ。
ハネムーンでの一生思い出に残る出来事となったが、ルーニーいわく最後にオチがあって、せっかくスターたちと一緒に撮ったお宝フォトだったにもかかわらず、あとで見返してみたらどの写真にも妻の髪になぜだかストローがくっついているという、いささか見栄えの良くない1枚になってしまったのだそうだ。
番組の共演者が「ウェインだったらむしろ、『このスターに会えた!』と言われる側だろう」と言っていたように、イングランド代表のエースでもあったルーニーは、旅先で出会ったら大興奮されるようなスターだ。しかしそんな彼であっても、他競技のスーパースターに出会うと、一般人と同じようにエキサイトするのだということがわかる、ほっこりエピソードだった。
文●小川由紀子
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