高卒から直接プロ入りした元NBA選手のトレイシー・マッグレディは、現役時代に得点王を2回獲得するなど、超絶スコアラーとしてリーグの歴史に名を刻んだ。そんな“T-MAC”が、殿堂入り選手コビー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)との2000年代前半の熾烈な得点王争いを振り返っている。
1997年のドラフトでトロント・ラプターズから全体9位指名を受けてNBA入りしたマッグレディだったが、ルーキーイヤーは64試合(先発17試合)で平均7.0点、翌1998-99シーズンも49試合で平均9.3点止まり。3年目の1999-2000シーズンに79試合で平均15.4点と成績を伸ばしたが、あくまで大黒柱ヴィンス・カーターの影に隠れた“2番手”だった。
完全にレギュラーに定着したのは、7年総額9280万ドルの大型契約を結んだオーランド・マジックに移籍したキャリア4年目の2000-01シーズン。リーグ7位の平均26.8点、7.5リバウンド、4.6アシスト、1.5スティール、1.5ブロックで最も成長した選手に贈られるMIP賞に輝いたほか、オールスター出場、オールNBA2ndチームにも選出された。
マジック時代には2002-03シーズンには平均32.1点、翌2003-04シーズンも平均28.0点と2年連続で得点王に輝き、2004年7月にはヒューストン・ロケッツへトレード移籍。同年12月のサンアントニオ・スパーズ戦では“33秒で13得点”をあげるなど、名場面を作った。
特に、2002-03シーズンのコビーとの得点王争いは熾烈だった。マッグレディが75試合に出場してリーグトップの平均32.1点、フィールドゴール成功率45.7%、3ポイント成功率38.6%、コビーが全82試合に出場してリーグ2位の平均30.0点、フィールドゴール成功率45.1%、3ポイント成功率38.3%を記録。
最終的に軍配はマッグレディに上がったが、本人は元NBA選手のギルバート・アリナス(元ワシントン・ウィザーズほか)がホストを務めるポッドキャスト番組『Gil's Arena』で、当時を振り返っている。
「2002-03シーズンは、最高の状態だった。身体もシャープだったし、すべてが完璧だった。毎晩のようにハーフタイムまでに20得点は決めていた。でも、西海岸を見たら、コビーが信じられないくらいの数字を叩き出していた。シャック(シャキール・オニール)がいるのに、なぜそんなに得点できるんだって思ったよ。『絶対に得点王を狙ってるな』ってね」
1997年のドラフトでトロント・ラプターズから全体9位指名を受けてNBA入りしたマッグレディだったが、ルーキーイヤーは64試合(先発17試合)で平均7.0点、翌1998-99シーズンも49試合で平均9.3点止まり。3年目の1999-2000シーズンに79試合で平均15.4点と成績を伸ばしたが、あくまで大黒柱ヴィンス・カーターの影に隠れた“2番手”だった。
完全にレギュラーに定着したのは、7年総額9280万ドルの大型契約を結んだオーランド・マジックに移籍したキャリア4年目の2000-01シーズン。リーグ7位の平均26.8点、7.5リバウンド、4.6アシスト、1.5スティール、1.5ブロックで最も成長した選手に贈られるMIP賞に輝いたほか、オールスター出場、オールNBA2ndチームにも選出された。
マジック時代には2002-03シーズンには平均32.1点、翌2003-04シーズンも平均28.0点と2年連続で得点王に輝き、2004年7月にはヒューストン・ロケッツへトレード移籍。同年12月のサンアントニオ・スパーズ戦では“33秒で13得点”をあげるなど、名場面を作った。
特に、2002-03シーズンのコビーとの得点王争いは熾烈だった。マッグレディが75試合に出場してリーグトップの平均32.1点、フィールドゴール成功率45.7%、3ポイント成功率38.6%、コビーが全82試合に出場してリーグ2位の平均30.0点、フィールドゴール成功率45.1%、3ポイント成功率38.3%を記録。
最終的に軍配はマッグレディに上がったが、本人は元NBA選手のギルバート・アリナス(元ワシントン・ウィザーズほか)がホストを務めるポッドキャスト番組『Gil's Arena』で、当時を振り返っている。
「2002-03シーズンは、最高の状態だった。身体もシャープだったし、すべてが完璧だった。毎晩のようにハーフタイムまでに20得点は決めていた。でも、西海岸を見たら、コビーが信じられないくらいの数字を叩き出していた。シャック(シャキール・オニール)がいるのに、なぜそんなに得点できるんだって思ったよ。『絶対に得点王を狙ってるな』ってね」
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