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「これを言ったら笑われたが…」元NBA選手が歴代ベストPG群に“意外な人選”「僕は彼のファンだから」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.09.15

チャルマーズがNBA史における“最上位PG”を選出した。(C)Getty Images

 現地時間9月12日(日本時間13日)、イマン・シャンパート(元ニューヨーク・ニックスほか)がホストを務めるポッドキャスト番組『"No Limit!" podcast』の最新エピソードがソーシャルメディアへ公開された。

 今回ゲストで出演したのはマリオ・チャルマーズ(元マイアミ・ヒートほか)。カンザス大3年時の2007-08シーズンにNCAAトーナメント制覇を経験した188㎝・86㎏のPG(ポイントガード)は、ヒートとメンフィス・グリズリーズで計9シーズンをプレー。

 2012、13年には先発PGとして、レブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)やドゥエイン・ウェイド、クリス・ボッシュらと2連覇を達成。レギュラーシーズン通算646試合でキャリア平均26.7分、8.9点、2.5リバウンド、3.7アシスト、1.5スティールを記録し、その後イタリアとギリシャで計3シーズン現役を続けた。

 NBA時代、チャルマーズはレブロンとウェイド、ゴラン・ドラギッチ、マイク・コンリー(現ミネソタ・ティンバーウルブズ)といったプレーメーカーたちと共演。自身はメインハンドラーではなく、スポットシューター役が多かった。
 
 番組内で、チャルマーズはNBA史におけるPGの中でも"最上級"のトップグループについて持論を展開。実際にNBAのコートでマッチアップしてきたカイリー・アービング(ダラス・マーベリックス)をプッシュしていた。

「この前、これを言ったら笑われたんだけど、僕はカイリーのファンだから彼をその位置に入れる。僕の個人的な意見ではあるけど、マジック、CP、ジョン・ストックトンかな。カイリーのファンだから、彼もそこに入れるよ。あとはJ-Kiddだね。彼は正真正銘のポイントガードだから」

 アービングはNBAキャリア14シーズン目を終えた33歳のベテラン。クリーブランド・キャバリアーズ時代の2016年にレブロンらと優勝を経験したほか、オールスターに9度、オールNBAチームに3度名を連ねている。

 実績もさることながら、卓越したボールハンドリングや多彩なムーブ、豊富なスキルを兼備し、どのエリアからでも決め切るシュート力が最大の魅力で、勝負強さも備える。現役時代にマッチアップ経験もあるチャルマーズは、ファンであると同時にアービングの凄さを痛感しているのかもしれない。
 
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