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「何かをやろうと努力したけどできなかった」キングスのデローザンが明かす昨季の苦悩と新チームへの期待<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.10.06

メディアデーでデローザンが心境を語った。(C)Getty Images

 昨季のサクラメント・キングスは、シーズン中盤にマイク・ブラウンHC(ヘッドコーチ/現ニューヨーク・ニックスHC)を解任し、ダグ・クリスティ―AC(アシスタントコーチ)を暫定HCに起用。今年2月には長年チームを支えてきたディアロン・フォックスをサンアントニオ・スパーズへトレードするなど、多くの変化があった。

 レギュラーシーズンをウエスタン・カンファレンス9位の40勝42敗(勝率48.8%)で終え、3シーズンぶりに勝率5割を下回ったチームは、今オフに入ってモンテ・マクネアー前GM(ゼネラルマネージャー)を解任してスコット・ペリーが後任へ就任。

 さらにクリスティーが正式に指揮官へ昇格すると、コーチ陣もリアンドロ・バルボサを除いて一新。マイク・ウッドソンやボビー・ジャクソン、マイク・ミラーらが加わり、仕切り直しを図っている最中にある。
 
 現地時間9月29日(日本時間30日、日付は以下同)に開催されたメディアデーで、在籍2年目のデマー・デローザンは「ここにいたみんなと一緒に、僕たちはそれなりに何とかしようと、何かを作り出そうと頑張っていた。僕たちなら何かできるだろうし、実際にやろうと努力したんだ。でも去年はできなかった。いろいろなことが(HC交代やトレードによって)中止になってしまったから」と昨季の苦悩を明かし、さらにこう口にしていた。

「でも今年はまったく違うチームを目にすることになると思うよ。間違いなくね。僕らはみんな、仕事やあらゆる面で内部では問題を抱えているものなんだ。だからそれを乗り越えて好転させる方法を学ばなければいけない」

 2023年に17シーズンぶりのプレーオフ返り咲きを果たして以降、再び大舞台から遠ざかっているキングス。新体制となって迎える今季、群雄割拠のウエストで好成績を残すことができるのか注目だ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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