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古巣クリッパーズ復帰のポールが、かつての盟友たちとの友情を語る「今でも絆があるのは本当にすごいこと」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.10.06

(C)Getty Images

 現地時間9月29日(日本時間30日、日付は以下同)、今夏ロサンゼルス・クリッパーズへ復帰したクリス・ポールが、久々に古巣の一員になってメディアデーへ臨んだ。

 ポールにとって、クリッパーズの"第一期"は2011-12~16-17シーズンまでの6年間。当時はブレイク・グリフィンやディアンドレ・ジョーダン、ジャマール・クロフォード、JJ・レディック(現ロサンゼルス・レイカーズ指揮官)らとコアメンバーを形成し、プレーオフ常連チームとなって戦ってきた。

 今年のメディアデーで、ポールは写真撮影の際に当時の同僚で今季からNBAの試合を配信する『Prime Video』(プライム・ビデオ)でスタジオ・アナリストを務めるグリフィンからメッセージを受け取っていた。

「ファン、チームメイト、それに再びファンとして、彼のことを観るのはとても楽しかった。20年のキャリアはすごいことだけど、彼の練習ぶりや振る舞い、身体のケアを見ていれば納得できるね。彼と一緒にプレーし、彼を見守るのは本当に楽しかった。おめでとう」
 
 するとポールは画面越しにいるグリフィンへ「BG、ありがとう。会いたいよ、元気かな」と語りかけていた。さらに、この日収録されて10月3日に公開されたポッドキャスト番組『The Underground Lounge』で、ホスト役を務める元NBA選手のルー・ウィリアムズへ"クリッパーズ時代の絆"をこう口にしていた。

「最高だね。DJ(ジョーダンの愛称)とは今でも話しているんだ。JJがレイカーズのコーチになってからも、僕は彼と話している。たくさんの仲間たちもね。マット・バーンズにジャマール・クロフォード、僕らはみんな、まだちゃんとつながっているよ。今でも彼らとの絆があるのは本当にすごいことさ」

 とはいえ、現在のクリッパーズに当時の戦友たちはいない。ジェームズ・ハーデンこそヒューストン・ロケッツ時代のチームメイトながら、その他はこれまでコート上で対戦してきた選手たちばかり。それでも、"ポイント・ゴッド"の異名を持つポールはポイントガードのお手本とも言える選手だけに、新たな仲間たちの特徴を頭の中に叩き込み、彼らを活かすプレーメークをしていくことだろう。

文●秋山裕之(フリーライター)

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