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「彼はもっとショットを狙う必要がある」キングス指揮官が飛躍を期待する若手シューターとは?<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.10.07

クリスティーHCがマレーに期待を寄せた。(C)Getty Images

 2024-25シーズン、サクラメント・キングスはウエスタン・カンファレンス9位の40勝42敗(勝率48.8%)を記録。プレーインゲームを戦う権利を得たものの、ウエスト10位のダラス・マーベリックスに敗れ、早々にシーズンを終えた。

 迎えた今オフ、チームはトレードとFA(フリーエージェント)戦線でベテランガードのデニス・シュルーダー、ビッグマンのドリュー・ユーバンクスとダリオ・シャリッチを獲得。さらにベテランシューターのダグ・マクダーモットと再契約し、3人のルーキーも加わった。

 このチームの主軸はセンターのドマンタス・サボニス、ウイングのデマー・デローザンと昨季途中加入したザック・ラビーン。彼らをシュルーダーやマリーク・モンク、キーオン・エリスらが支えていくこととなる。

 そんなラインナップにおいて、現地時間9月30日(日本時間10月1日)のトレーニングキャンプ初日を終えたダグ・クリスティーHC(ヘッドコーチ)は、今季でキャリア4年目を迎えるキーガン・マレーへ期待を寄せていた。
 
「彼はもっとショットを狙う必要がある。10本くらいだ。彼が(毎試合で)10本のスリーを打てるなら、それは申し分ないことだよ」

 昨季のマレーはチーム5番手の得点源に過ぎず、主にディフェンス面で奮闘。1試合平均で5.9本の3ポイントを放ち、成功率34.3%で2.0本を決めていた。

 ラビーンはまだしも、デローザンとサボニスはあまり3ポイントを放つタイプではないため、フロアのスペーシング面でも、マレーのアウトサイドショットがチームオフェンスを潤滑に進めるカギを握ることになりそうだ。

 昨季平均12.4点をマークしたマレーが、指揮官の期待に応えオフェンス面で一皮剝けることができれば、チームにとって大きなプラスとなるのは間違いない。

文●秋山裕之(フリーライター)

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