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NBA

「クレイがずっと出てたら18本は決めてた」カリーが3ポイント新記録樹立のマレーを称賛しつつ、相棒トンプソンを引き合いに<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.12.18

3ポイント11本連続成功の新記録を樹立したマレー(右)。トンプソン(左)が持つ1試合最多記録を抜く日は来るのか。(C)Getty Images

3ポイント11本連続成功の新記録を樹立したマレー(右)。トンプソン(左)が持つ1試合最多記録を抜く日は来るのか。(C)Getty Images

 現地時間12月16日(日本時間17日)のユタ・ジャズ戦、サクラメント・キングスのキーガン・マレーがキャリアハイの47得点に8リバウンド、2スティールの大暴れを見せ、チームを125-104の快勝に導いた。

 キングスはドマンタス・サボニスが20得点、10リバウンド、8アシスト、マリーク・モンクが18得点、8アシスト、ハリソン・バーンズが16得点、ケビン・ハーターが11得点、5アシストをマークしたのだが、圧巻だったのはマレーだった。

 第3クォーターに7本の3ポイントをノーミスで放り込んで計26得点を稼ぎ出し、1つのクォーターにおける球団新記録を更新したほか、11本連続成功というNBA新記録も樹立。試合を通じて成功率80.0%(12/15)と、驚異的なパフォーマンスを披露した。

 なお、ゴールデンステイト・ウォリアーズは同じ日、ブルックリン・ネッツに124-120で勝利し連敗を3でストップ。ステフィン・カリーが6本の3ポイント成功を含む37得点に3ブロック、クレイ・トンプソンも4本の長距離砲を沈めて24得点に5リバウンド、3アシストと活躍した。
 
 試合後、マレーが第3クォーター終了時点で3ポイント成功率92.3%(12/13)という超絶パフォーマンスを見せていると記者から知らされたカリーは「まだ続いてるの?凄いな。まだ12本のままかい?もっと伸ばすんだ!」と、時折笑みを見せながら返答。

 すると“スプラッシュ・ブラザーズ”の相棒トンプソンが2018年10月29日のシカゴ・ブルズ戦で樹立した1試合最多成功数(14本)の記録を引き合いに出し、「クレイがシカゴでずっと試合に出ていたら、18本は決めていたよ」と続けた。

 トンプソンはそのブルズ戦、3ポイント成功率58.3%(14/24)で52得点の大暴れを見せたのだが、第3クォーター終了時点で大差がついていたこともあり、同クォーター残り4分5秒でベンチに下がり、お役御免となっていた。もしこのままコートに立ち続けていれば、さらなる記録更新を十二分に狙えたとカリーには映っていたのだろう。

 今後、トンプソンの記録を抜く選手は現われるのか。その一番手は、この日爆発力を存分に発揮したマレーかもしれない。

文●秋山裕之(フリーライター)

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