今オフ、古巣ロサンゼルス・クリッパーズに復帰したクリス・ポール。キャリア21年目、来年５月には41歳を迎えることもあり、最近は本人がたびたび口にしているように、今季が“ラストシーズン”になる可能性も囁かれている。

　そんななか、10月３日に公開されたルー・ウィリアムズ（元クリッパーズほか）がホストを務めるポッドキャスト番組『The Underground Lounge』にゲスト出演した際、ポールは自身の進退についてこう話していた。

「まだわからないな。（引退の具体的な）日付なんて決めないよ。けどそれが当然のことだとは思っていない。（シーズン中に）それぞれの都市を移動して、その瞬間を楽しむつもりさ。そこですべてを味わうんだ。これって本当にワイルドなことだからね」

　今季のクリッパーズは、先発がジェームズ・ハーデン、ブラッドリー・ビール、カワイ・レナード、ジョン・コリンズ、イビツァ・ズバッツの５人。ベンチにもポール、クリス・ダン、ボグダン・ボグダノビッチ、デリック・ジョーンズJr.、ニコラ・バトゥーム、ブルック・ロペスと実力者たちが控えている。
  　なかでもポールは、ズバッツと同じチームでプレーすることが楽しみだという。

「ずっとズバッツとチームメイトになってプレーしたいと思っていた。だから彼を間近で見るチャンスを手にすることができて楽しみなんだ。どんなチームを組もうと、どうやってまとまっていくかなんて本当にわからないものなんだ」

　現在、トレーニングキャンプをこなしているクリッパーズは、現地時間10月９日（日本時間10日、日付は以下同）からプレシーズンゲーム計４試合が組まれていて、22日のユタ・ジャズ戦でレギュラーシーズンが開幕。再びクリッパーズのユニフォームへ袖を通すポールが、キャリア21年目でどんなプレーを見せてくれるのか、楽しみに待ちたいところだ。

文●秋山裕之（フリーライター）

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