現地時間7月14日(日本時間15日)、サマーリーグが開催されているラスベガスで、今夏ミルウォーキー・バックスからロサンゼルス・クリッパーズへ移籍したブルック・ロペスがメディア対応を行なった。
216㎝・128㎏のセンターは、リムプロテクターとしての役割を果たしつつ、キャリア中盤に3ポイントを武器に加え、“ストレッチ5”へと進化を遂げた。バックスではヤニス・アデトクンボとのタッグで抜群の相性を見せ、2021年にリーグ制覇、昨年にはNBAカップの2代目王者に輝いたほか、オールディフェンシブチームに2度も選ばれた実績を持つ。
このオフに2年約1800万ドル(約26億6400万円)の契約を結んでクリッパーズ入りしたロペスにとって、ロサンゼルスでプレーするのは同じLAのレイカーズに所属していた2017-18シーズン以来となる。
1988年にカリフォルニア州ノース・ハリウッドで生まれたロペスは、自身の幼少期に低迷していたクリッパーズが、今ではリーグ最長となる14シーズン連続で勝ち越しを記録する常勝チームへと変貌したことが驚きだったようだ。
「びっくりすることだけど、すごくクールだよね。その成長を目の当たりにしているんだ。僕はカリフォルニア・ボーイで、ノース・ハリウッドにあるバレーで育ったんだ。間違いなく、あの頃とは大違いさ。今のクリッパーズの立ち位置を見れば驚くべきことだ。素晴らしいよ。チームの一員になれて嬉しい。このチームがさらなる高みを目指す手助けができたらいいね」
タロン・ルーHC(ヘッドコーチ)が率いるクリッパーズには、スーパースターのカワイ・レナードとジェームズ・ハーデンがいるほか、クリス・ダンにボグダン・ボグダノビッチ、デリック・ジョーンズJr.、ジョン・コリンズ、ニコラ・バトゥーム、イビツァ・ズバッツといった実力者が揃っている。
充実したフロントコートと比較するとバックコートの選手層の薄さは不安が残るが、ポイントガードに計算できる選手を加えることができれば、プレーオフで上位進出も狙えるだろう。
新天地でロペスは、レイカーズ時代に共闘したズバッツのバックアップとして起用されると見られている。クリッパーズ不動の先発センターは、昨季平均16.8点、12.6リバウンド、2.7アシスト、1.1ブロックにフィールドゴール成功率62.8%を残し、オールディフェンシブ2ndチームに選ばれた。
一方のロペスも、バックスで平均13.0点、5.0リバウンド、1.8アシスト、1.9ブロックを残し、3ポイント成功率37.3%(平均1.7本成功)と、まだまだプレーオフチームでローテーション入りできる力を保っている。
37歳の大ベテランは、ズバッツ(213㎝・109㎏)との“ツインタワー”共演にも自信をのぞかせていた。
「僕らはお互いをうまく補完できると思う。確かに、僕らはとても大柄だ。ディフェンス面で相手の脅威になると思うし、ペイントを支配することになるだろう。オフェンスでは(ストレッチ5の)僕がスペースを広げることで、彼がペイントで活躍できると思う」
クリッパーズは2021年に球団史上初のカンファレンス・ファイナル進出を飾ったが、過去3年はいずれも1回戦で敗退している。
ロペス、コリンズという屈強なビッグマンをロスターへ加えたこの補強が功を奏するか、来季の戦いぶりに注目が集まる。
文●秋山裕之(フリーライター)
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216㎝・128㎏のセンターは、リムプロテクターとしての役割を果たしつつ、キャリア中盤に3ポイントを武器に加え、“ストレッチ5”へと進化を遂げた。バックスではヤニス・アデトクンボとのタッグで抜群の相性を見せ、2021年にリーグ制覇、昨年にはNBAカップの2代目王者に輝いたほか、オールディフェンシブチームに2度も選ばれた実績を持つ。
このオフに2年約1800万ドル(約26億6400万円)の契約を結んでクリッパーズ入りしたロペスにとって、ロサンゼルスでプレーするのは同じLAのレイカーズに所属していた2017-18シーズン以来となる。
1988年にカリフォルニア州ノース・ハリウッドで生まれたロペスは、自身の幼少期に低迷していたクリッパーズが、今ではリーグ最長となる14シーズン連続で勝ち越しを記録する常勝チームへと変貌したことが驚きだったようだ。
「びっくりすることだけど、すごくクールだよね。その成長を目の当たりにしているんだ。僕はカリフォルニア・ボーイで、ノース・ハリウッドにあるバレーで育ったんだ。間違いなく、あの頃とは大違いさ。今のクリッパーズの立ち位置を見れば驚くべきことだ。素晴らしいよ。チームの一員になれて嬉しい。このチームがさらなる高みを目指す手助けができたらいいね」
タロン・ルーHC(ヘッドコーチ)が率いるクリッパーズには、スーパースターのカワイ・レナードとジェームズ・ハーデンがいるほか、クリス・ダンにボグダン・ボグダノビッチ、デリック・ジョーンズJr.、ジョン・コリンズ、ニコラ・バトゥーム、イビツァ・ズバッツといった実力者が揃っている。
充実したフロントコートと比較するとバックコートの選手層の薄さは不安が残るが、ポイントガードに計算できる選手を加えることができれば、プレーオフで上位進出も狙えるだろう。
新天地でロペスは、レイカーズ時代に共闘したズバッツのバックアップとして起用されると見られている。クリッパーズ不動の先発センターは、昨季平均16.8点、12.6リバウンド、2.7アシスト、1.1ブロックにフィールドゴール成功率62.8%を残し、オールディフェンシブ2ndチームに選ばれた。
一方のロペスも、バックスで平均13.0点、5.0リバウンド、1.8アシスト、1.9ブロックを残し、3ポイント成功率37.3%(平均1.7本成功)と、まだまだプレーオフチームでローテーション入りできる力を保っている。
37歳の大ベテランは、ズバッツ(213㎝・109㎏)との“ツインタワー”共演にも自信をのぞかせていた。
「僕らはお互いをうまく補完できると思う。確かに、僕らはとても大柄だ。ディフェンス面で相手の脅威になると思うし、ペイントを支配することになるだろう。オフェンスでは(ストレッチ5の)僕がスペースを広げることで、彼がペイントで活躍できると思う」
クリッパーズは2021年に球団史上初のカンファレンス・ファイナル進出を飾ったが、過去3年はいずれも1回戦で敗退している。
ロペス、コリンズという屈強なビッグマンをロスターへ加えたこの補強が功を奏するか、来季の戦いぶりに注目が集まる。
文●秋山裕之(フリーライター)
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