現役時代に"怪物センター"としてその名を轟かせたシャックことシャキール・オニールは、「史上最も支配的な選手」とも恐れられた。
元NBA選手のオルデン・ポリニス(元サクラメント・キングス)は、シャックには恐怖さえも感じたと明かしている。208cm・113kgのセンターだったポリニスは、1987~2003年までNBAでプレー。インサイドを支えるブルーワーカーとして、通算1058試合に出場した。
キャリアのピークは1994~98年のサクラメント・キングス時代だったが、晩年のユタ・ジャズ時代に、脅威を感じた選手がいたという。
元NBA選手でコーチを務めた経験もあるバイロン・スコットのポッドキャスト『Byron Scott's Fast Break』に出演した際、ポリニスは「今、シャキール・オニールを止められる選手はいるか?」と自ら話題を振った。
「2001年のシャック? 誰もいないよ」との声が上がると、「俺が唯一、誰かを恐れたのは2001年のシャックだった」と答えた。
「文字通りスーパーマンだった。それまで誰かを恐れたことなどなかったが、シャックとぶつかった時に『マジで痛え!』『何が起こったんだ?』と思った。アキーム(オラジュワン/元ヒューストン・ロケッツほか)とも対戦したことはあるけど、キャリアを通じて、初めて文字通り恐怖を感じた」
2000-01シーズンのシャックは、ロサンゼルス・レイカーズ移籍5年目。レギュラーシーズン74試合に出場してリーグ3位の平均28.7点、同3位の12.7リバウンド、3.7アシスト、フィールドゴール成功率57.2%の成績を残し、オールNBA1stチームにも選出され、前年に続いてリーグ2連覇を果たした。
当時のレイカーズはコビー・ブライアントも所属していたが、シャックの支配力は圧巻だった。
「俺はジョーカー(ニコラ・ヨキッチ/デンバー・ナゲッツ)みたいな選手が好きだよ(笑)。彼は3ポイントを打つからね。実はシャックの最大の脅威はミドルポストなんだ」(ポリニス)
一方、ホストを務めるスコットは、01-02シーズンにニュージャージー・ネッツ(現ブルックリン・ネッツ)の指揮官として、3連覇を果たすレイカーズとNBAファイナルで対戦。「あの年のファイナルは辛い思い出だ。彼を止められる者はいなかった」と、シリーズ平均36.3点、12.3リバウンドの爆発を許したことでスウィープ負けを喫したことを悔やんだ。
現代ではヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)が"最も支配的な選手"と称されることもあるが、フィジカル全盛時代に無双だったシャックはやはり別格だったと言えそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
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「2001年のシャック? 誰もいないよ」との声が上がると、「俺が唯一、誰かを恐れたのは2001年のシャックだった」と答えた。
「文字通りスーパーマンだった。それまで誰かを恐れたことなどなかったが、シャックとぶつかった時に『マジで痛え!』『何が起こったんだ?』と思った。アキーム(オラジュワン/元ヒューストン・ロケッツほか)とも対戦したことはあるけど、キャリアを通じて、初めて文字通り恐怖を感じた」
2000-01シーズンのシャックは、ロサンゼルス・レイカーズ移籍5年目。レギュラーシーズン74試合に出場してリーグ3位の平均28.7点、同3位の12.7リバウンド、3.7アシスト、フィールドゴール成功率57.2%の成績を残し、オールNBA1stチームにも選出され、前年に続いてリーグ2連覇を果たした。
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「俺はジョーカー(ニコラ・ヨキッチ/デンバー・ナゲッツ)みたいな選手が好きだよ(笑)。彼は3ポイントを打つからね。実はシャックの最大の脅威はミドルポストなんだ」(ポリニス)
一方、ホストを務めるスコットは、01-02シーズンにニュージャージー・ネッツ(現ブルックリン・ネッツ)の指揮官として、3連覇を果たすレイカーズとNBAファイナルで対戦。「あの年のファイナルは辛い思い出だ。彼を止められる者はいなかった」と、シリーズ平均36.3点、12.3リバウンドの爆発を許したことでスウィープ負けを喫したことを悔やんだ。
現代ではヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)が"最も支配的な選手"と称されることもあるが、フィジカル全盛時代に無双だったシャックはやはり別格だったと言えそうだ。
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