現地時間10月5日にサンフランシスコで行なわれたゴールデンステイト・ウォリアーズとロサンゼルス・レイカーズのプレシーズンマッチは、111-103でホームのウォリアーズが勝利を収めた。
この試合で注目されたのは、ウォリアーズに新加入したアル・ホーフォードの順応具合について。10月1日に入団が発表されたばかりのビッグマンは、チームに合流してわずか数日後に実戦に挑むことになったわけだが、そこは経験豊富な39歳のベテランだ。
コートに送り出されて間もなく、ステフィン・カリーと息ぴったりのギブ&ゴーでカリーの3点プレーをお膳立てすると、大エースをして「言葉にしなくても通じ合えるケミストリーを感じた」と言わしめた。
「彼は高いバスケIQ、経験値、そしてチャンピオン経験者たる実力を備えた選手で、どんなラインナップだろうとすぐにフィットできる。彼がいることでスペースが生まれるし、ディフェンス面でも存在感を発揮してくれる。
彼は多才な5番(センター)だ。自分やジミー(バトラー三世)、JK(ジョナサン・クミンガ)、ドレイモンド(グリーン)とどんなプレーができるようになるのか、ものすごく楽しみだ。彼がいることで、チーム全体を引き上げてくれる」
ディフェンス面でも、前半だけで3ブロックをマークするなど、ピンポイントな働きで勝利に貢献したホーフォードは、14分のプレータイムで3得点、4リバウンド、3アシスト、1スティール、3ブロックとオールラウンドに力を発揮してみせた。
そんな超強力な新戦力について、スティーブ・カーHCも「彼の加入は大きい」と絶賛。
「実に楽しかったよ。彼のサイズ、シューティング力、パス能力、試合の流れに順応する力...試合前にも言ったが、彼は誰と組んでもプレーできる」
一方、チームメイトや指揮官からの賛辞にホーフォード本人は「自分にすごく厳しいタイプだから」と肯定は避けつつ、「このチームは本当に入りやすい雰囲気で、チームがやろうとしていることに新加入の選手が自然と馴染めるようにしてくれている。ドレイモンドやステフ、そしてもちろんコーチも、僕たちがプレーしやすいように、フィーリングを掴みながら動けるようなポジションに置いてくれるんだ」とウォリアーズの受け入れ体制に感謝した。
ベテラン勢が中核をなすチームに最年長選手として加わる彼のこうした謙虚な人柄も、その長いキャリアを通じて常に求められる存在であり続けている所以だ。
ちなみに、同じコートに立って共闘することを楽しみにしていたというカリーとのプレーについては、「これまでになかった次元で意識を集中させている」のだという。
「彼と一緒にコートに立つ時は、いかに彼を楽にプレーさせられるかに全集中している。彼にボールを渡すことだったり、彼のために効果的なスクリーンをかけることだったり、オフェンスがスムーズに回るように自分にできることは何でもやる、という感じだ」
その上で、カリーとプレーするのは「ものすごくやりやすい」ともホーフォードは語っている。今シーズンは随所でこの2人の息のあったコンビプレーが拝めることだろう。
チームの潤滑油となれるベテランの加入は、ウォリアーズにコートの内外で大きなプラス効果をもたらしてくれそうだ。
この日と同じレイカーズと対戦するシーズン開幕戦は、21日(日本時間22日)にティップオフだ。
文●小川由紀子
「とても貴重な存在だ」ウォリアーズ加入のホーフォードに指揮官が期待!本人は“カリー兄弟”に困惑も?<DUNKSHOOT>
「すごく辛かった」計7年間を過ごしたセルティックスからウォリアーズ入りしたホーフォードが移籍の経緯を語る<DUNKSHOOT>
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コートに送り出されて間もなく、ステフィン・カリーと息ぴったりのギブ&ゴーでカリーの3点プレーをお膳立てすると、大エースをして「言葉にしなくても通じ合えるケミストリーを感じた」と言わしめた。
「彼は高いバスケIQ、経験値、そしてチャンピオン経験者たる実力を備えた選手で、どんなラインナップだろうとすぐにフィットできる。彼がいることでスペースが生まれるし、ディフェンス面でも存在感を発揮してくれる。
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「実に楽しかったよ。彼のサイズ、シューティング力、パス能力、試合の流れに順応する力...試合前にも言ったが、彼は誰と組んでもプレーできる」
一方、チームメイトや指揮官からの賛辞にホーフォード本人は「自分にすごく厳しいタイプだから」と肯定は避けつつ、「このチームは本当に入りやすい雰囲気で、チームがやろうとしていることに新加入の選手が自然と馴染めるようにしてくれている。ドレイモンドやステフ、そしてもちろんコーチも、僕たちがプレーしやすいように、フィーリングを掴みながら動けるようなポジションに置いてくれるんだ」とウォリアーズの受け入れ体制に感謝した。
ベテラン勢が中核をなすチームに最年長選手として加わる彼のこうした謙虚な人柄も、その長いキャリアを通じて常に求められる存在であり続けている所以だ。
ちなみに、同じコートに立って共闘することを楽しみにしていたというカリーとのプレーについては、「これまでになかった次元で意識を集中させている」のだという。
「彼と一緒にコートに立つ時は、いかに彼を楽にプレーさせられるかに全集中している。彼にボールを渡すことだったり、彼のために効果的なスクリーンをかけることだったり、オフェンスがスムーズに回るように自分にできることは何でもやる、という感じだ」
その上で、カリーとプレーするのは「ものすごくやりやすい」ともホーフォードは語っている。今シーズンは随所でこの2人の息のあったコンビプレーが拝めることだろう。
チームの潤滑油となれるベテランの加入は、ウォリアーズにコートの内外で大きなプラス効果をもたらしてくれそうだ。
この日と同じレイカーズと対戦するシーズン開幕戦は、21日(日本時間22日)にティップオフだ。
文●小川由紀子
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