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元NBA選手がレブロンとジョーダンのキャリア晩年に言及「ジョーダンの時代は今よりずっとフィジカルだった」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.10.08

レブロンが長きにわたってトップレベルの肉体を維持していることにショウは驚きを隠せなかった。(C)Getty Images

レブロンが長きにわたってトップレベルの肉体を維持していることにショウは驚きを隠せなかった。(C)Getty Images

 レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)は、今年の12月に41歳を迎える大ベテランだ。それでも、キャリア22年目の昨季は平均24.4点、7.8リバウンド、8.2アシストにフィールドゴール成功率51.3%の好成績を残し、オールスターとオールNBA2ndチームに選出された。

 一方、史上最高の選手を意味する“GOAT(Greatest Of All Time)”論争で、トップを走るマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)は、キャリア晩年にワシントン・ウィザーズで2シーズンをプレー。

 4年ぶりのNBA復帰となった2001-02シーズンはヒザのケガで60試合の出場に終わったが、それでも平均22.9点、5.7リバウンド、5.2アシスト、1.4スティールを記録。現役最終年の2002-03シーズンには82試合にフル出場し、平均20.0点、6.1リバウンド、3.8アシスト、1.5スティールをあげた。

 そうした中、元NBA選手のブライアン・ショウ(元レイカーズほか)は、先日公開されたブランドン“スクープB”ロビンソンとのインタビュー記事で、40歳のレブロンがプレーしているキャリア終盤とウィザーズ時代のジョーダンは似ているかという話題に言及した。

「それは違う。レブロンはフィジカル面において、一例で見たとしても、これまでのリーグで彼のような肉体を持ち、なおかつこれほど維持できている人などいないと思う」
 
 ショウは現役時代にジョーダンと何度も対戦し、現役引退後はコーチ業へ転身。レブロンがレイカーズへ入団した2018-19シーズンにアシスタントコーチ(AC)、ここ4シーズンはロサンゼルス・クリッパーズでACを務めている。

 48分間におけるポゼッション数を指す「ペース」では昨季が98.8でリーグ平均は113.8点、ジョーダンが最後にプレーした2002-03シーズンはペースが91.0で平均95.1点と大きく異なる。

 このふたつの時代を間近で見てきたショウはこう話す。

「今のゲームは(当時から)変わっている。今では3ポイントが前提になっているんだ。ジョーダンがプレーしていた時代は、今よりずっとフィジカルだった。彼は(デトロイト)ピストンズや(ニューヨーク)ニックスといった非常にフィジカルなチームと戦わないといけなかった。だからこのふたつは異なる時代なんだ」

 レブロンとジョーダンがキャリア終盤でもハイレベルなプレーを披露したことは間違いない。そのうえで、ショウの眼には20年以上に渡って一線級の身体を保持しているレブロンの持続性、継続性には目を見張るものがあるようだ。

 ただ一方で、両者はプレーしていた時代とルールも異なることから、キャリア晩年を単純比較することはできないとも語っていた。

文●秋山裕之(フリーライター)

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