現地時間10月29日（日本時間30日）、トロント・ラプターズはホームのスコシアバンク・アリーナでヒューストン・ロケッツと対戦。

　３連敗中のチームは、スコッティ・バーンズが31得点、ブランドン・イングラムが29得点、イマニュエル・クイックリーが15得点をあげたものの、31得点のケビン・デュラントを筆頭に計７人に２桁得点を奪われたほか、リバウンドでも22－53と大差をつけられ、121－139で完敗した。

　第１クォーターから９点のビハインドを背負ったラプターズは、第２クォーターにバーンズとイングラムが９得点をあげる活躍を見せ、一時逆転に成功する。しかしすぐに再逆転を許し、後半は１度もリードを奪えず４連敗。今季成績はイースタン・カンファレンス12位タイの１勝４敗となり、ホームでは０勝２敗となった。
  　この試合には１万7234人の観客が来場。同日にはMLBのワールドシリーズ第５戦が行なわれており、同じトロントを本拠地とするブルージェイズが敵地ドジャー・スタジアムでロサンゼルス・ドジャースと対戦した。

　第３クォーター、79－90とロケッツに11点差をつけられたタイムアウト中、アリーナの大型ビジョンにワールドシリーズの途中経過（ブルージェイズが２－０でリード）が映し出されると、会場からは大歓声が起こり、立ち上がって喜ぶファンもいた。

　ラプターズはワールドシリーズ第１戦が行なわれた24日のホーム開幕戦に続き、この日の試合も開始時間を19時半から18時半に変更。ブルージェイズの試合（20時開始）と時間が被らないよう配慮していた。

　その後ブルージェイズは４点を追加し、６－１でドジャースに勝利。シリーズ成績を３勝２敗とし、1993年以来32年ぶりのワールドシリーズ制覇に王手をかけた。

“兄弟チーム”の奮闘が、ラプターズの敗戦を目の当たりにした地元ファンの気持ちを少し和らげたかもしれない。

構成●ダンクシュート編集部

ラプターズの選手がブルージェイズをサポート。開幕戦に訪れたファンは「チームを応援するためにここにいるけど…」＜DUNKSHOOT＞

「デカ過ぎる観客」NBAスーパースターが夫婦お揃いでワールドシリーズ生観戦　LAキャップに反応「大谷好きだな」