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NBA

進境著しいリーブスにとってレブロンの存在は“弊害”か?元選手が見解「他の選手たちの輝きを奪ってしまう」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.11.05

開幕からレイカーズを牽引しているリーブス(左)だが、レブロン(右)がいる限り、真の評価は測れない。(C)Getty Images

開幕からレイカーズを牽引しているリーブス(左)だが、レブロン(右)がいる限り、真の評価は測れない。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・レイカーズは、開幕から大黒柱のレブロン・ジェームズを坐骨神経痛で欠くなかで、6勝2敗と上々のスタートを切っている。

 今季のチームは40歳のレブロンに加え、エースのルカ・ドンチッチも左手の指の捻挫と左足打撲で4試合を欠場。2年目のブロニー・ジェームズや2WAY契約のニック・スミスJr.など、若手のプレータイムが増加している苦しい台所事情で、2大スーパースターに代わってチームを牽引しているのがオースティン・リーブスだ。

 2021年にドラフト外でレイカーズに入団したコンボガードは、昨季に自己ベストの平均20.2点、4.5リバウンド、5.8アシスト、1.11スティールをあげ、レブロンとドンチッチに次ぐ第3オプションの座を確立。

 5年目の今季は、7試合で平均31.1点、5.1リバウンド、9.3アシスト、1.43スティールをマーク。開幕3戦目のサクラメント・キングス戦ではキャリアハイの51得点に11リバウンド、9アシストを叩き出した。

 過去50年間で、1試合51得点、11リバウンド、9アシスト以上を記録したのは、ラッセル・ウエストブルック(キングス)、ジェームズ・ハーデン(ロサンゼルス・クリッパーズ)、ドンチッチに続いて4人目の快挙だった。

 リーブスがレイカーズにとって重要な戦力であることは言うまでもないが、元NBA選手のポール・ピアース(元ボストン・セルティックスほか)は、『Showtime Basketball』のポッドキャスト番組『KG Certified』で、レブロンと同じチームに在籍する“弊害”を指摘している。
 
「レブロンがいる限り、彼(リーブス)に高額を支払うことはできない。彼の真価を測るには十分なサンプルが必要だ。本当に強いチームで2番手になれるのか? それとも第3のオプションに過ぎないのか?」

 リーブスは2023年にレイカーズと4年総額5380万ドル(約83億円)の契約を締結。今夏には契約延長の噂もあったが、合意には至らず。これについてピアースは、スーパーMAX契約を望んでいるからだろうと推測している。

 ピアースはリーブスを評価しつつも、レイカーズで真の評価は測れないと持論を展開している。

「疑問なのは、本当に重要な場面で彼にそれができるかどうか。レブロンがいる限り、彼にはその機会は訪れないと思う。彼とルカの方が相性は良いと思う。(でも)レブロンの圧倒的な存在感は、他の選手たちの輝きを奪ってしまうんだ。彼(レブロン)がいない時こそ、他の選手たちがどれほど才能に溢れているかがわかるんだ」

 今季終了後にフリーエージェントになれる権利を有する27歳のリーブスを、レイカーズ首脳陣はどう評価し、どのような契約を与えるのか注目が集まる。

構成●ダンクシュート編集部

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