NBAの新シーズン開幕から2週間。長い戦いの幕開けと同時に、連日激闘が繰り広げられている。
『THE DIGEST』では、開幕の前から今季注目の記録を項目別に紹介してきた。これまで公開したポジション別得点ランキング、アシストランキング、3ポイントランキングに続き、今回はポジション別のトリプルダブル記録。SG(シューティングガード)編をお届けしよう。
※ポジションは、選手のキャリアにおける主要ポジションで振り分け。記録はすべてレギュラーシーズン(現地11月5日時点)のもの
■SG通算トリプルダブル数TOP10
※カッコ内はリーグ全体の順位。*付きは現役
1位(8):ジェームズ・ハーデン*/80回
2位(20):マイケル・ジョーダン/28回
3位(22):クライド・ドレクスラー/25回
4位(24):コビー・ブライアント/21回
5位(29):トム・ゴーラ/20回
6位(41):リッチー・ガーリン/16回
7位(45):ジョシュ・ハート*/15回
8位(53):アルビン・ロバートソン/13回
9位(83):ピート・マラビッチ/7回
10位(95):ポール・プレッシー/6回
前回のPG編でも紹介したが、トリプルダブル(TD)はアシストで2桁を稼ぎやすいPGに有利な面がある。
その逆に、SGはスコアリングが本職で、リバウンドとアシストを同時に10本以上マークすることが難しい。通算10回以上の達成者は、全ポジションを通じて最も少ない8人という結果になった。
ポジション内ダントツの80回を記録しているハーデンも、全盛期のヒューストン・ロケッツ時代は両ガード兼任的な役回りで、近年は完全にPGにシフトしている。
その彼が最もTDを量産したのは、平均29.1点、リーグ1位の11.2アシストに、自己ベストの8.1リバウンドをマークした2016-17シーズン。当時歴代6位タイ(現13位タイ)となる22回のTDを記録した。
また、2018年1月にはNBA史上初となる、60得点をあげながらTDを達成している(のちにルカ・ドンチッチとニコラ・ヨキッチも記録)。
通算20回で歴代20位に位置するジョーダンは、キャリアのある短期間にTDを荒稼ぎした珍しいパターン。5年目の1988-89シーズン、3月25日~4月14日の11試合で7試合連続を含む10度のTDを記録。同年はリーグ最多の平均32.5点に加え、8.0リバウンド、8.0アシストをマークし、TDは計15回を数えた。
そのジョーダンの好敵手だったドレクスラーは、シーズン別の最多は4回ながらも毎年コンスタントに積み重ねて上位に。3年目の86年1月には得点(26)・アシスト(11)・スティール(10)の3部門でTD、さらに晩年の96年11月にも得点(25)・リバウンド(10)・スティール(10)の3部門でTDを達成している。
ちなみに、1度目はリバウンド、2度目はアシストが1本足りなかっただけで、史上5人目のクアドルプルダブルに2度も手を掛けた。
一方、この大偉業を唯一成し遂げているのが、80年代にサンアントニオ・スパーズなどで活躍したアルビン・ロバートソンだ。
キャリア平均スティールで歴代1位の2.71を記録する守備の名手は86年2月18日、20得点、11リバウンド、10アシスト、10スティールと4部門で2桁をクリア。NBAの歴史において、ブロックを含めたクアドルプルダブルは3例あるが、スティールでの達成は彼1人のみとなっている。
構成●ダンクシュート編集部
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※ポジションは、選手のキャリアにおける主要ポジションで振り分け。記録はすべてレギュラーシーズン(現地11月5日時点)のもの
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1位(8):ジェームズ・ハーデン*/80回
2位(20):マイケル・ジョーダン/28回
3位(22):クライド・ドレクスラー/25回
4位(24):コビー・ブライアント/21回
5位(29):トム・ゴーラ/20回
6位(41):リッチー・ガーリン/16回
7位(45):ジョシュ・ハート*/15回
8位(53):アルビン・ロバートソン/13回
9位(83):ピート・マラビッチ/7回
10位(95):ポール・プレッシー/6回
前回のPG編でも紹介したが、トリプルダブル(TD)はアシストで2桁を稼ぎやすいPGに有利な面がある。
その逆に、SGはスコアリングが本職で、リバウンドとアシストを同時に10本以上マークすることが難しい。通算10回以上の達成者は、全ポジションを通じて最も少ない8人という結果になった。
ポジション内ダントツの80回を記録しているハーデンも、全盛期のヒューストン・ロケッツ時代は両ガード兼任的な役回りで、近年は完全にPGにシフトしている。
その彼が最もTDを量産したのは、平均29.1点、リーグ1位の11.2アシストに、自己ベストの8.1リバウンドをマークした2016-17シーズン。当時歴代6位タイ(現13位タイ)となる22回のTDを記録した。
また、2018年1月にはNBA史上初となる、60得点をあげながらTDを達成している(のちにルカ・ドンチッチとニコラ・ヨキッチも記録)。
通算20回で歴代20位に位置するジョーダンは、キャリアのある短期間にTDを荒稼ぎした珍しいパターン。5年目の1988-89シーズン、3月25日~4月14日の11試合で7試合連続を含む10度のTDを記録。同年はリーグ最多の平均32.5点に加え、8.0リバウンド、8.0アシストをマークし、TDは計15回を数えた。
そのジョーダンの好敵手だったドレクスラーは、シーズン別の最多は4回ながらも毎年コンスタントに積み重ねて上位に。3年目の86年1月には得点(26)・アシスト(11)・スティール(10)の3部門でTD、さらに晩年の96年11月にも得点(25)・リバウンド(10)・スティール(10)の3部門でTDを達成している。
ちなみに、1度目はリバウンド、2度目はアシストが1本足りなかっただけで、史上5人目のクアドルプルダブルに2度も手を掛けた。
一方、この大偉業を唯一成し遂げているのが、80年代にサンアントニオ・スパーズなどで活躍したアルビン・ロバートソンだ。
キャリア平均スティールで歴代1位の2.71を記録する守備の名手は86年2月18日、20得点、11リバウンド、10アシスト、10スティールと4部門で2桁をクリア。NBAの歴史において、ブロックを含めたクアドルプルダブルは3例あるが、スティールでの達成は彼1人のみとなっている。
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