現地時間11月10日(日本時間11日)、ミルウォーキー・バックスは敵地アメリカンエアラインズ・センターでダラス・マーベリックスと対戦。116-114で競り勝ち、今季成績を7勝4敗(勝率63.6%)とした。
今季開幕前のバックスの評価は、決して高くはなかった。アキレス腱断裂によりシーズン絶望のデイミアン・リラードをウェイブし、浮いた資金でマイルズ・ターナーと契約。ただ、大黒柱のヤニス・アデトクンボが全盛期にありながら、2021年以来のリーグ制覇を狙える位置には程遠いというのが前評判だった。
ところが、開幕11試合を終えてイースタン・カンファレンス3位タイと好発進。その要因には、今季からよりチームと密接な関係となったラジョン・ロンドの存在があるのかもしれない。
昨季、ロンドはボストン・セルティックス時代の恩師ドック・リバースHC(ヘッドコーチ)の下、非公式のコンサルタントを担当。今季はコーチング・アソシエイトへと役割を変え、バックスのバックコート陣を支えるメンターかつリアルタイムで補佐する戦略家を務めている。
これにより、今季から選手たちとより身近に接するようになったロンドについて、リバースHCはこう話す。
「(ロンドは)本当にたくさんの映像を観るんだ。私はそこが好きでね。だって、彼は(選手たちを)遠征中でも追いかけ回すんだから。選手たちが逃げようとしている時に、彼らを見つけて『だめだ。それじゃだめだ。まずは映像を観よう』と言っているよ」
現役時代のロンドはポイントガードとして2度のリーグ制覇に加え、4度のオールスター出場にオールディフェンシブチーム選出、3度のアシスト王獲得、2012年にはオールNBA3rdチーム入りと輝かしい実績を残した。
そのバスケIQの高さはロサンゼルス・レイカーズ時代の同僚レブロン・ジェームズに「この世のものではなかった」と評されたほど。そんな名司令塔が選手たちを追いかけ回すほど熱心に指導してくれるのだから、チーム成績が向上するのは当然と言えそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
【画像】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
今季開幕前のバックスの評価は、決して高くはなかった。アキレス腱断裂によりシーズン絶望のデイミアン・リラードをウェイブし、浮いた資金でマイルズ・ターナーと契約。ただ、大黒柱のヤニス・アデトクンボが全盛期にありながら、2021年以来のリーグ制覇を狙える位置には程遠いというのが前評判だった。
ところが、開幕11試合を終えてイースタン・カンファレンス3位タイと好発進。その要因には、今季からよりチームと密接な関係となったラジョン・ロンドの存在があるのかもしれない。
昨季、ロンドはボストン・セルティックス時代の恩師ドック・リバースHC(ヘッドコーチ)の下、非公式のコンサルタントを担当。今季はコーチング・アソシエイトへと役割を変え、バックスのバックコート陣を支えるメンターかつリアルタイムで補佐する戦略家を務めている。
これにより、今季から選手たちとより身近に接するようになったロンドについて、リバースHCはこう話す。
「(ロンドは)本当にたくさんの映像を観るんだ。私はそこが好きでね。だって、彼は(選手たちを)遠征中でも追いかけ回すんだから。選手たちが逃げようとしている時に、彼らを見つけて『だめだ。それじゃだめだ。まずは映像を観よう』と言っているよ」
現役時代のロンドはポイントガードとして2度のリーグ制覇に加え、4度のオールスター出場にオールディフェンシブチーム選出、3度のアシスト王獲得、2012年にはオールNBA3rdチーム入りと輝かしい実績を残した。
そのバスケIQの高さはロサンゼルス・レイカーズ時代の同僚レブロン・ジェームズに「この世のものではなかった」と評されたほど。そんな名司令塔が選手たちを追いかけ回すほど熱心に指導してくれるのだから、チーム成績が向上するのは当然と言えそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
【画像】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
関連記事
- バックスを成功に導く“コーチ・ロンド”の哲学「自分の仕事は選手に何を言うべきか理解させること」<DUNKSHOOT>
- 「自分たちの軍隊の1人が敵に加わったんだ」ロンドがアレンと不仲となった当時を回想。「『君は俺のシューターなのに』と思ったよ」<DUNKSHOOT>
- ロンドにとって特別だった優勝は2008年セルティックスor2020年レイカーズ?決め手は“息子の存在”<DUNKSHOOT>
- アレンとロンドの不仲エピソードを元同僚が明かす「喧嘩をしてウェイトルームで殴り合いだ」<DUNKSHOOT>
- 名司令塔のロンドが現役生活に別れ。レイカーズ時代の同僚レブロンは「彼と組むことができて幸運だった」<DUNKSHOOT>




