サクラメント・キングスは、ホーム5連戦の初戦となった現地時間11月5日(日本時間6日、日付は以下同)のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦に121-116で勝利したものの、そこから4連敗。とりわけ、7日のオクラホマシティ・サンダー戦は101-132、12日のアトランタ・ホークス戦では一度もリードを奪えず100-133で完敗を喫していた。
ホーム5連戦を1勝4敗で終えたキングスは、開幕から先発ポイントガード(PG)を務めていたデニス・シュルーダーを控えに配置転換。先発ウイングのラッセル・ウエストブルックを本来のPGへスライドさせ、14日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦へ臨んだ。
キングスは最初の3クォーターでいずれも30得点以上を奪うも、最終クォーターでフィールドゴール成功率33.3%(8/24)の19得点と息切れ。110-124で敗れて5連敗となり、ウエスタン・カンファレンス13位の3勝10敗(勝率23.1%)となった。
そのなかで、ウエストブルックは31分1秒で13得点、10リバウンド、14アシストで今季2度目のトリプルダブルと奮戦。第2クォーター中盤には、素早いパスでゲームハイの34得点を奪ったドマンタス・サボニスのショットを演出し、NBA歴代8人目となる通算1万アシストを達成した。
「偉大な選手たちが成し遂げたことに感謝している。そして、自分がこの試合でそれを成し遂げられたことをとても幸運に思う」
試合後にそう語ったウエストブルックは、ジョン・ストックトン(元ユタ・ジャズ/1万5806本)、クリス・ポール(ロサンゼルス・クリッパーズ/1万2528本)、ジェイソン・キッド(元ダラス・マーベリックスほか/1万2091本)、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ/1万1584本)、スティーブ・ナッシュ(元フェニックス・サンズほか/1万335本)、マーク・ジャクソン(元インディアナ・ペイサーズほか/1万334本)、マジック・ジョンソン(元レイカーズ/1万141本)が名を連ねる“1万アシストクラブ”の仲間入り。
またウエストブルックは、レブロンに次いでNBA史上2人目の通算2万5000得点、1万アシストをクリアした選手となった。
11月12日に37歳を迎えたPGは、今季の開幕直前にキングスと契約。トレーニングキャンプは不参加で、プレシーズンゲームにも出場しなかったが、13試合で平均14.4点、6.5リバウンド、6.4アシストを残している。
「数字を追いかけることはなく、ただプレーを楽しむことだけを追求すればよかった。残りは後からついてきたんだ。すべてを通して、謙虚さと感謝の気持ちでいっぱいだよ」
ウエストブルックは15日に自身のソーシャルメディアへこのように投稿。所属チームが変わろうと、この男のアグレッシブなプレースタイルは健在だ。
さらに、ウエストブルックは通算2万6392得点でPG歴代2位につけ、あと319得点でオスカー・ロバートソン(元シンシナティ・ロイヤルズほか)の2万6710得点を抜いて1位に躍り出る。新たな歴史を作り出す瞬間を楽しみに待ちたいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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キングスは最初の3クォーターでいずれも30得点以上を奪うも、最終クォーターでフィールドゴール成功率33.3%(8/24)の19得点と息切れ。110-124で敗れて5連敗となり、ウエスタン・カンファレンス13位の3勝10敗(勝率23.1%)となった。
そのなかで、ウエストブルックは31分1秒で13得点、10リバウンド、14アシストで今季2度目のトリプルダブルと奮戦。第2クォーター中盤には、素早いパスでゲームハイの34得点を奪ったドマンタス・サボニスのショットを演出し、NBA歴代8人目となる通算1万アシストを達成した。
「偉大な選手たちが成し遂げたことに感謝している。そして、自分がこの試合でそれを成し遂げられたことをとても幸運に思う」
試合後にそう語ったウエストブルックは、ジョン・ストックトン(元ユタ・ジャズ/1万5806本)、クリス・ポール(ロサンゼルス・クリッパーズ/1万2528本)、ジェイソン・キッド(元ダラス・マーベリックスほか/1万2091本)、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ/1万1584本)、スティーブ・ナッシュ(元フェニックス・サンズほか/1万335本)、マーク・ジャクソン(元インディアナ・ペイサーズほか/1万334本)、マジック・ジョンソン(元レイカーズ/1万141本)が名を連ねる“1万アシストクラブ”の仲間入り。
またウエストブルックは、レブロンに次いでNBA史上2人目の通算2万5000得点、1万アシストをクリアした選手となった。
11月12日に37歳を迎えたPGは、今季の開幕直前にキングスと契約。トレーニングキャンプは不参加で、プレシーズンゲームにも出場しなかったが、13試合で平均14.4点、6.5リバウンド、6.4アシストを残している。
「数字を追いかけることはなく、ただプレーを楽しむことだけを追求すればよかった。残りは後からついてきたんだ。すべてを通して、謙虚さと感謝の気持ちでいっぱいだよ」
ウエストブルックは15日に自身のソーシャルメディアへこのように投稿。所属チームが変わろうと、この男のアグレッシブなプレースタイルは健在だ。
さらに、ウエストブルックは通算2万6392得点でPG歴代2位につけ、あと319得点でオスカー・ロバートソン(元シンシナティ・ロイヤルズほか)の2万6710得点を抜いて1位に躍り出る。新たな歴史を作り出す瞬間を楽しみに待ちたいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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