近年、主力選手を意図的に休ませる“ロード・マネジメント”が問題視される一方で、各チームの主力にケガ人が続出しているNBA。そんな状況に反して、欠場とは無縁のキャリアを送っている男がいる。
それが、ニューヨーク・ニックスのミケル・ブリッジズだ。
2018年にドラフト全体10位でNBA入りしたスウィングマンは、昨季までの7シーズンを通じて欠場ゼロ。今季も現地11月24日時点で全16試合に出場し、デビューから8年間“無欠勤”、572試合連続出場を続けている。
しかも彼の場合、3年間で2度の全米制覇を成し遂げた大学時代(ビラノバ大)も一度も欠場がなく、全116試合に出場。コートを縦横無尽に動き回るプレースタイルにもかかわらず、高校時代以来、10年以上試合を休んでいないというのだから驚きだ。
NBAでの連続出場が570試合に到達した際には、現地メディアもブリッジズの鉄人ぶりに注目。デビューからの記録としては歴代4位にランクすると紹介した。
このランキングの1位に立つのは、1950~60年代に活躍したレッド・カーで844試合(54年10月31日~65年11月4日)。シラキュース・ナショナルズ(現フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)で3度のオールスター出場を果たしたセンターは、キャリア最終年に欠場するまで11年連続でフル出場を続けた。
次いでジャック・トワイマンの609試合(55年11月5日~63年10月29日)、テリー・タイラーの574試合(78年10月13日~85年4月14日)となっており、ブリッジズはあと3試合で単独3位に浮上する。
なお、“デビューから”の条件を抜いたNBAにおける連続出場記録は、“アイアンマン(鉄人)”の異名を取ったAC・グリーンの1192試合。現代の鉄人ブリッジズをもってしても、あと8年を要する大記録だ。
1985年から2001年にかけて、ロサンゼルス・レイカーズなど4球団でプレーしたフォワードは、キャリア2年目の86年11月に3試合を欠場して以降、引退まですべてのシーズンでフル出場を続け、16年間を通じて休んだのはプレーオフを含めても8試合のみだった。
先人の記録ははるか先にあるとはいえ、冒頭に記したように主力級の故障が相次ぐ現代のリーグにおいて、5年以上にわたって先発を張り続けている29歳のブリッジズが異質な存在であることは間違いない。まずは今シーズン、82試合を完走できるか注視したい。
構成●ダンクシュート編集部
過去にはシーズン平均48.5分を記録したレジェンドも…NBA歴代“ベスト鉄人チーム”を選定!<DUNKSHOOT>
それが、ニューヨーク・ニックスのミケル・ブリッジズだ。
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しかも彼の場合、3年間で2度の全米制覇を成し遂げた大学時代(ビラノバ大)も一度も欠場がなく、全116試合に出場。コートを縦横無尽に動き回るプレースタイルにもかかわらず、高校時代以来、10年以上試合を休んでいないというのだから驚きだ。
NBAでの連続出場が570試合に到達した際には、現地メディアもブリッジズの鉄人ぶりに注目。デビューからの記録としては歴代4位にランクすると紹介した。
このランキングの1位に立つのは、1950~60年代に活躍したレッド・カーで844試合(54年10月31日~65年11月4日)。シラキュース・ナショナルズ(現フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)で3度のオールスター出場を果たしたセンターは、キャリア最終年に欠場するまで11年連続でフル出場を続けた。
次いでジャック・トワイマンの609試合(55年11月5日~63年10月29日)、テリー・タイラーの574試合(78年10月13日~85年4月14日)となっており、ブリッジズはあと3試合で単独3位に浮上する。
なお、“デビューから”の条件を抜いたNBAにおける連続出場記録は、“アイアンマン(鉄人)”の異名を取ったAC・グリーンの1192試合。現代の鉄人ブリッジズをもってしても、あと8年を要する大記録だ。
1985年から2001年にかけて、ロサンゼルス・レイカーズなど4球団でプレーしたフォワードは、キャリア2年目の86年11月に3試合を欠場して以降、引退まですべてのシーズンでフル出場を続け、16年間を通じて休んだのはプレーオフを含めても8試合のみだった。
先人の記録ははるか先にあるとはいえ、冒頭に記したように主力級の故障が相次ぐ現代のリーグにおいて、5年以上にわたって先発を張り続けている29歳のブリッジズが異質な存在であることは間違いない。まずは今シーズン、82試合を完走できるか注視したい。
構成●ダンクシュート編集部
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