NBAの2025-26シーズンは開幕から1か月が経過。ルーキーでは8選手が平均2桁得点をクリアしていて、そのうち3選手が平均30分を超える出場時間を手にしている。
トップから順に、ドラフト全体3位指名のVJ・エッジコム(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)が平均37.3分、1位指名のクーパー・フラッグ(ダラス・マーベリックス)が33.58分、そして4位指名のコン・カニップル(シャーロット・ホーネッツ)が33.56分をマーク。
なかでもカニップルは、11月25日(日本時間26日)時点でルーキートップの平均19.4点に5.8リバウンド、2.9アシストを記録。198cm・98kgのシューターは、早くもホーネッツで主力の一角を務めている。
カニップルの最大の売りは、フィールドゴール成功率49.1%、フリースロー成功率90.0%を誇るシュート力。特に3ポイントは成功率43.8%で1試合平均3.7本も沈めており、成功数63本はリーグ全体で5位と見事な数字を残している。
この活躍に、レジェンドシューターも賛辞を送っている。
25日にソーシャルメディアへ公開された番組『Dan Patrick Show』にゲスト出演したレジー・ミラー(元インディアナ・ペイサーズ)は、「彼は新人王を勝ち獲るだろう」とカニップルを絶賛。
「15年後くらいにはステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)も少しナーバスになっているんじゃないか?」と現役最高のシューターを引き合いに出すと、ホスト役のパトリックは「それは3ポイントの成功数のことかい?」と返答していた。
キャリア17年目のカリーは、通算3ポイント成功数4131本でNBA歴代トップに君臨。2位にいるジェームズ・ハーデン(ロサンゼルス・クリッパーズ/3240本)に大差をつけていて、今季もリーグ最多の73本(平均4.9本)を決めている。
カニップルは、1年目の現時点ではそのカリーを上回るペースで3ポイントを量産している。一方で、ミラーはカリーがキャリア初期に足首などのケガに悩まされていたことを指摘し、次のように語った。
「問題は、健康体を維持しなければならないということ。長く健康でいなければならない。ステフィン・カリーなら17年、18年目も健康でいられる。コン・カニップルもそれを長期間続けられるだろうか? 私はぜひとも見てみたいね」
キャリア最初の3シーズン、カリーの3ポイント成功数は年度別に166本(80試合)→155本(74試合)→55本(26試合)で、いずれの年も平均2.2本未満だった。
しかし、4年目以降は5試合の出場に終わった2019-20シーズンを除いて、全シーズンで200本&平均3.3本以上を記録し、現在は6シーズン連続で平均4.4本以上を成功させている。
対するカニップルはキャリア1年目が始動したばかり。今後は相手ームがシュート力を警戒してマークを厳しくすることも容易に想像できるため、健康体を維持できたとしても、現在のパフォーマンスを続けることは容易ではない。
ただ、キャリア1年目をこの調子で進めていくことができるならば、サクラメント・キングスのキーガン・マレーが2022-23シーズンに残した206本を超え、ルーキーの3ポイント記録を塗り替える可能性は十分ありそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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なかでもカニップルは、11月25日(日本時間26日)時点でルーキートップの平均19.4点に5.8リバウンド、2.9アシストを記録。198cm・98kgのシューターは、早くもホーネッツで主力の一角を務めている。
カニップルの最大の売りは、フィールドゴール成功率49.1%、フリースロー成功率90.0%を誇るシュート力。特に3ポイントは成功率43.8%で1試合平均3.7本も沈めており、成功数63本はリーグ全体で5位と見事な数字を残している。
この活躍に、レジェンドシューターも賛辞を送っている。
25日にソーシャルメディアへ公開された番組『Dan Patrick Show』にゲスト出演したレジー・ミラー(元インディアナ・ペイサーズ)は、「彼は新人王を勝ち獲るだろう」とカニップルを絶賛。
「15年後くらいにはステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)も少しナーバスになっているんじゃないか?」と現役最高のシューターを引き合いに出すと、ホスト役のパトリックは「それは3ポイントの成功数のことかい?」と返答していた。
キャリア17年目のカリーは、通算3ポイント成功数4131本でNBA歴代トップに君臨。2位にいるジェームズ・ハーデン(ロサンゼルス・クリッパーズ/3240本)に大差をつけていて、今季もリーグ最多の73本(平均4.9本)を決めている。
カニップルは、1年目の現時点ではそのカリーを上回るペースで3ポイントを量産している。一方で、ミラーはカリーがキャリア初期に足首などのケガに悩まされていたことを指摘し、次のように語った。
「問題は、健康体を維持しなければならないということ。長く健康でいなければならない。ステフィン・カリーなら17年、18年目も健康でいられる。コン・カニップルもそれを長期間続けられるだろうか? 私はぜひとも見てみたいね」
キャリア最初の3シーズン、カリーの3ポイント成功数は年度別に166本(80試合)→155本(74試合)→55本(26試合)で、いずれの年も平均2.2本未満だった。
しかし、4年目以降は5試合の出場に終わった2019-20シーズンを除いて、全シーズンで200本&平均3.3本以上を記録し、現在は6シーズン連続で平均4.4本以上を成功させている。
対するカニップルはキャリア1年目が始動したばかり。今後は相手ームがシュート力を警戒してマークを厳しくすることも容易に想像できるため、健康体を維持できたとしても、現在のパフォーマンスを続けることは容易ではない。
ただ、キャリア1年目をこの調子で進めていくことができるならば、サクラメント・キングスのキーガン・マレーが2022-23シーズンに残した206本を超え、ルーキーの3ポイント記録を塗り替える可能性は十分ありそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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