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レブロンの“気の抜けた”行動に批判の声…試合中に敵と談笑、指示に気づかずレイカーズ指揮官も呆れ顔<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.12.04

大差をつけられ気が抜けたか、レブロンの行動に批判が集まった。(C)Getty Images

 NBA歴代最長となるキャリア23年目を迎えたロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズは、史上最高の選手の座をマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)と争うほどの偉大な選手だ。しかしその一方で、現地時間12月1日(日本時間2日)のフェニックス・サンズ戦で見せた"ある行動"に、批判が集まっている。

 この試合、レイカーズは攻守でまったく噛み合わず、ホームのファンの前で最大25点差をつけられ108-125で完敗した。そんな不甲斐ないゲームにおいて、問題視されているのが第3クォーター終盤の1シーンだ。

 残り1分弱、スコアは73-94で21点のビハインド、レイカーズのポゼッション。ルカ・ドンチッチがフロントコートへボールを運び、いざオフェンスを始めようとしたその時、JJ・レディックHC(ヘッドコーチ)が不可解なタイミングでタイムアウトを取った。

 実はこの時、レディックはレブロンへプレーコールを試みたのだが、左コーナーにいたレブロンはサンズベンチと談笑していた。指揮官が「ブロン!」と何度も名前を叫び、大声を張り上げても本人はまるで気づかず。
 
 たまらずタイムアウトをコールしたものの、それでもレブロンは元チームメイトのジョーダン・グッドウィンらと笑顔で話し続けたため、レディックも呆れて首を振るほかなかった。

 大差で負けている場面で、チームリーダーがこのような態度を取っていては、完敗を喫したのも当然の結果と言える。

 また、この件に関してレディックは公の場でレブロンに苦言を呈することはなかったが、いくら"キング"が圧倒的な実績を誇るとはいえ、こういった気の抜けた行動に誰かがしっかりと注意できなければ——ロッカールームやミーティングで注意しているかもしれないが——チームとしての士気に大いに関わるだろう。

 2020年以来、6シーズンぶり18度目のリーグ制覇を狙う今季のレイカーズ。しかし、もし本気で頂点を狙うのであれば、チームの体質部分から改善していく必要がありそうだ。

構成●ダンクシュート編集部

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【動画】敵と談笑するレブロンにレディックも呆れ顔