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NBA

ウィザーズが後半戦の幕開けを前にボウリングでリフレッシュ。強力なビッグマンを擁するキャブズ戦では八村が鍵に?

秋山裕之

2020.02.21

キャブズとは今季1勝1敗。11月の対戦では敗れたものの、八村は21得点、7リバウンドの活躍を見せた。(C)Getty Images

キャブズとは今季1勝1敗。11月の対戦では敗れたものの、八村は21得点、7リバウンドの活躍を見せた。(C)Getty Images

 2月20日(日本時間21日、日付は以下同)。NBAはオールスターブレイクを終え、レギュラーシーズン後半戦が幕を開けた。

 八村塁の所属するワシントン・ウィザーズの後半戦初戦は、21日にホームのキャピタル・ワン・アリーナで行なわれるクリーブランド・キャバリアーズ戦。この試合を前にチームは「ボーラーズ&ボウリング」のイベントを行なってリフレッシュを図った。

「オールスター・ウィークエンドは子どもの頃からずっと観てきているので、実際にここに来て、規模の大きさにびっくりしています。ここに来ることができて光栄です」

 チームの日本語版公式ツイッターのインタビューで嬉しそうに語った八村は、日本人として初めて出場した若手版オールスター「ライジングスターズ」のほか、ファンとの交流を楽しんでいた。同アカウントの独占インタビューの途中には、アレン・アイバーソン(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか)とも対面している。

「アイバーソンはレジェンドです。普通にこういうところでファンと交流しているのを見て、すごいなと思います。オールスター・ウィークエンドということで、ファンとも触れ合うことが大事で、僕も来れて良かったなと思います」と笑顔を交えて振り返っていた。
 
 ウィザーズは、2月3日に鼠径部の負傷から復帰した八村の活躍もあって3勝2敗でオールスターブレイクに突入。「オールスターブレイク前、最後の方はよくできていたので、オールスター後もしっかりやって、プレーオフ出場も決められたらいいなと思います」と後半戦に向けて意気込んだ。

「彼は絶対活躍するさ。じっくりと成長を見守ってあげようじゃないか」とアイバーソンからもお墨付きをもらった八村擁するウィザーズは、21日からの8日間で5試合が組まれている。

 初戦の相手となるキャブズは、イースタン・カンファレンス最下位の14勝40敗。今季から就任したジョン・ベイレインHC(ヘッドコーチ)が指揮官から離脱し、JB・ビッカースタッフが代行となったチームは、戦力と勢いの面でウィザーズに劣ると言っていい。

 ウィザーズとしては、24日にミルウォーキー・バックス、28日にユタ・ジャズというリーグ上位チームとの対戦が控えているだけに、確実に勝利しておきたいところだ。

 とはいえ、キャブズのフロントコートはケビン・ラブ、トリスタン・トンプソンに加えてトレード・デッドラインで元オールスターのアンドレ・ドラモンドを獲得しており、ゴール下の高さはリーグ随一。さらにこのキャブズ戦では、トーマス・ブライアントとイアン・マヒンミがいずれも右足の痛みのため出場が疑わしい状況となっており、ウィザーズにとっては大きなチャレンジとなりそうだ。

 もし両選手が欠場となった場合、モリッツ・ヴァグナーと八村がフロントコートで先発し、ダービス・ベルターンス、アンジェス・パセチニクスがバックアップを務めることが濃厚。バックコート陣だけでなく、リング下は八村のカバーもマストになってくるだろう。

 ウィザーズとしては、キャブズに勝利して後半戦を幸先よくスタートさせること。そして3日後に待ち受けるヤニス・アデトクンボ、ブルック・ロペス、ロビン・ロペスという有能なリムプロテクターたちが君臨するバックスとの前哨戦として、好結果を残してほしいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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