現代のNBAにおいてスター選手の移籍は日常茶飯事だ。
ルカ・ドンチッチは昨季途中にダラス・マーベリックスからロサンゼルス・レイカーズへ移籍し、昨オフにはケビン・デュラントがフェニックス・サンズからヒューストン・ロケッツへ渡った。
そして現地時間1月7日(日本時間8日)、アトランタ・ホークスのトレイ・ヤングが、CJ・マッカラムとコーリー・キスパートとの交換でワシントン・ウィザーズにトレードされた。
NBAはビジネスと言われるように、選手たちはいつトレードされてもおかしくないことを理解している。だが、試合の最中にその決断が下されることまで想定している選手は皆無だろう。
しかしヤングの場合、それが現実に起こった。7日にホームで行なわれたニューオリンズ・ペリカンズとの試合中に、自身のトレードを知らされたのだ(本人はケガで出場しておらず)。
ヤングは2018年のドラフト1巡目5位でダラス・マーベリックスに指名され、当日のトレードでホークス入り。持ち味のシュート力とアシスト能力を武器に、1年目から不動の先発PG(ポイントガード)として活躍し、2年目には早くもオールスターに出場。通算3ポイント成功数(1295)とアシスト数(4837)はいずれも球団トップの数字だ。
今回の一件について、殿堂入り選手のアイザイア・トーマス(元デトロイト・ピストンズ)が『FanDuel TV』のNBA番組『Run It Back』で言及。フランチャイズの功労者に対するホークスのフロントの対応を強く非難した。
「非常に気まずい出来事だった。試合の途中であのように選手をトレードするのは、本当にプロフェッショナルさに欠ける。実際に起きてしまうことではあるが、選手会はトレードの進め方や、選手やチームに対する人道的な扱いについて、もっとしっかり管理すべきだと思う」
昨夏にホークスから延長契約のオファーがなかったこともあり、ヤングには開幕前から移籍の噂が飛び交っていた。それゆえにトレード自体は驚きではなかったが、試合中に移籍が決まるとは本人も想像していなかったはずだ。
トーマスはこのトレードを「残酷」と表現し、問題は単にタイミングだけではないと指摘。選手への事前連絡やコミュニケーション不足にも触れ、人生を大きく左右する決断の前には、適切な通知と敬意が不可欠だと強調した。
「多くの場合、選手はシャムズ(シャラニア/『ESPN』の記者)や、会場にいる誰かから先に(トレードを)知らされる。彼らは“資産”ではなく“人間”だ。家族もいる。
我々は『アセット』という言葉を使いがちだが、彼らが人間であることを忘れてはいけない。トレードをいつ、どのように発表するのか一定の基準が必要であり、明確なプロトコルを作るべきだ」
現在、NBA選手会にはこのようなケースに対する明確なルールは存在しない。しかし、今回のヤングの件をきっかけに、新たな前例を作る時期に来ているのかもしれない。
構成●ダンクシュート編集部
ホークスの顔ヤングがウィザーズへトレード!代わりにマッカラムとキスパートを獲得<DUNKSHOOT>
ドンチッチがウィザーズ移籍の“ライバル”ヤングにエール「彼の新たな挑戦が楽しみ」<DUNKSHOOT>
ヤングを“口撃”するベバリーにアリナスが警告「オールスターでもないヤツが、オールスターについて語るな」<DUNKSHOOT>
ルカ・ドンチッチは昨季途中にダラス・マーベリックスからロサンゼルス・レイカーズへ移籍し、昨オフにはケビン・デュラントがフェニックス・サンズからヒューストン・ロケッツへ渡った。
そして現地時間1月7日(日本時間8日)、アトランタ・ホークスのトレイ・ヤングが、CJ・マッカラムとコーリー・キスパートとの交換でワシントン・ウィザーズにトレードされた。
NBAはビジネスと言われるように、選手たちはいつトレードされてもおかしくないことを理解している。だが、試合の最中にその決断が下されることまで想定している選手は皆無だろう。
しかしヤングの場合、それが現実に起こった。7日にホームで行なわれたニューオリンズ・ペリカンズとの試合中に、自身のトレードを知らされたのだ(本人はケガで出場しておらず)。
ヤングは2018年のドラフト1巡目5位でダラス・マーベリックスに指名され、当日のトレードでホークス入り。持ち味のシュート力とアシスト能力を武器に、1年目から不動の先発PG(ポイントガード)として活躍し、2年目には早くもオールスターに出場。通算3ポイント成功数(1295)とアシスト数(4837)はいずれも球団トップの数字だ。
今回の一件について、殿堂入り選手のアイザイア・トーマス(元デトロイト・ピストンズ)が『FanDuel TV』のNBA番組『Run It Back』で言及。フランチャイズの功労者に対するホークスのフロントの対応を強く非難した。
「非常に気まずい出来事だった。試合の途中であのように選手をトレードするのは、本当にプロフェッショナルさに欠ける。実際に起きてしまうことではあるが、選手会はトレードの進め方や、選手やチームに対する人道的な扱いについて、もっとしっかり管理すべきだと思う」
昨夏にホークスから延長契約のオファーがなかったこともあり、ヤングには開幕前から移籍の噂が飛び交っていた。それゆえにトレード自体は驚きではなかったが、試合中に移籍が決まるとは本人も想像していなかったはずだ。
トーマスはこのトレードを「残酷」と表現し、問題は単にタイミングだけではないと指摘。選手への事前連絡やコミュニケーション不足にも触れ、人生を大きく左右する決断の前には、適切な通知と敬意が不可欠だと強調した。
「多くの場合、選手はシャムズ(シャラニア/『ESPN』の記者)や、会場にいる誰かから先に(トレードを)知らされる。彼らは“資産”ではなく“人間”だ。家族もいる。
我々は『アセット』という言葉を使いがちだが、彼らが人間であることを忘れてはいけない。トレードをいつ、どのように発表するのか一定の基準が必要であり、明確なプロトコルを作るべきだ」
現在、NBA選手会にはこのようなケースに対する明確なルールは存在しない。しかし、今回のヤングの件をきっかけに、新たな前例を作る時期に来ているのかもしれない。
構成●ダンクシュート編集部
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