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「優勝のために1億5000万ドルを手放してきた」元選手が語るハーデンの覚悟<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2026.03.01

ハーデンは自身6チーム目となるキャブズで悲願の優勝を目指す。(C)Getty Images

ハーデンは自身6チーム目となるキャブズで悲願の優勝を目指す。(C)Getty Images

 ジェームズ・ハーデンは今年2月、トレードで自身6チーム目となるクリーブランド・キャバリアーズへ移籍した。プロ17年目の36歳、初のリーグ優勝を狙う中、元NBA選手のギルバート・アリナス(元ワシントン・ウィザーズほか)は、ハーデンはこれまでに多くの金銭的な犠牲を払ってきたとの見解を述べた。

 2009年にオクラホマシティ・サンダーでNBAキャリアをスタートさせたハーデンは、その後ヒューストン・ロケッツ(12~21年)、ブルックリン・ネッツ(21~22年)、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ(22~23年)、ロサンゼルス・クリッパーズ(23~26年)と渡り歩き、現地時間2月5日、ダリアス・ガーランドとドラフト2巡目指名権との交換でキャブズに加入した。

 ハーデンの来季年俸は4230万ドル(約66億円)のプレーヤーオプションで、今夏に完全フリーエージェントになれる権利を有している。近年はチームを転々としているが、ロケッツ時代の18年にMVP、同年から史上8人目となる3年連続で得点王に輝き、17年、23年にはアシスト王にもなったように、実力は折り紙つきだ。

 キャブズ移籍後の7試合で平均18.9点、4.6リバウンド、8.0アシスト、3ポイント成功率48.8%をマーク。ハーデン加入前の10試合で8勝2敗だったキャブズだが、ハーデン&ドノバン・ミッチェルのコンビの相性も良く、ハーデンが出場した7試合で6勝1敗の好成績を収めている。
 
 アリナスは自身がホストを務めるポッドキャスト番組『Gil's Arena』で、「今の選手たちは過去の選手たちの過ちから恩恵を受けている。ある選手たちは本来いるべき期間よりも長くチームにとどまり、『フリーエージェントだからどこへでも行こう』と言うのではなく、特定の都市に在籍し続けることでレガシーを台無しにしてしまった」として、ハーデンを例に挙げた。

「今いる街を離れるには、莫大な金銭的犠牲を払うんだ。『5000万ドル(約78億円)を払えば、他の選手を獲得して優勝できる』と言っているわけだ。選手はそれに応じる。優勝を目指して、彼(ハーデン)は少なくとも1億5000万ドル(約234億円)を手放してきたんだ」

 ハーデンは22年、シクサーズで約1500万ドル(約23億4000万円)の減俸を受け入れ、ジョエル・エンビードを中心としたロスターを再構築する上で大きな柔軟性をもたらした。

 さらに25年にクリッパーズへ移籍した際には、将来のキャップスペースを確保するためにプレーヤーオプションを破棄して2年総額8150万ドル(約127億円)で再契約。クリッパーズはミッドレベル例外条項を活用し、ブルック・ロペスやブラッドリー・ビールといった経験豊富なベテランを獲得した。

 キャリアの終盤に差し掛かっている中で、ユニフォームを脱ぐまでにチャンピオンシップを獲得できるかどうかは、ハーデンにとって最大の悲願と言っていいだろう。

構成●ダンクシュート編集部

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