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NBA

「コビーの成功において、最も貢献度が低かった要素は『才能』」レイカーズの元トレーナーが明かすレジェンドの真実<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2026.03.25

ヴィッティ(右)はトレーナーとして、コビーの20年間のキャリアを支えた。(C)Getty Images

ヴィッティ(右)はトレーナーとして、コビーの20年間のキャリアを支えた。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・レイカーズのレジェンド、コビー・ブライアントは、リーグ史を代表する英雄の1人だ。レイカーズのトレーナーとして、コビーのNBAキャリアのすべてを見届けたゲイリー・ヴィッティが、偉大なエピソードを次々と明かした。

 1996年のドラフト1巡目13位でNBA入りしたコビーは、20年間のキャリアを名門レイカーズ一筋で過ごし、歴代4位の通算3万3643得点を記録。さらにリーグ優勝5回(2000~02、09、10年)、2006年1月のトロント・ラプターズ戦では歴代2位(当時)の81得点を叩き出した。ヘリコプター墜落事故で命を落とした2020年には数々の功績が認められ、バスケットボール殿堂入りを果たしている。

 1984~2016年にレイカーズでアスレティックトレーナーを務めたヴィッティは、球団OBのバイロン・スコットがホストを務めるポッドキャスト『Byron Scott's Fast Break』に出演。本人曰く、コビーが“他の選手と違う存在”だと気づいたのは、対面した初日だったという。

「正直、最初は彼の偉大さは目に見えていなかった。私が見たのは、『自分がベストだ』と思い込んでいる、ただの“ものすごく生意気な17歳のガキ”だった。NBA基準で見れば、当時の彼の身体能力にはそれほど特別なものはなかった。
 
 ジャンプ力はあるが、ザック・ラビーンほどではないし、特別に速いわけでもなかった。自信だけは凄まじいなと思っていたよ。当時の私は、ジェリー・ウエスト(レイカーズOB/当時GM)が見抜いていたものに気づけていなかったんだ」

 ルーキーイヤーは71試合で平均7.6点、フィールドゴール成功率41.7%と平凡な数字だったコビー。プレーオフでもユタ・ジャズとのカンファレンス準決勝第5戦、同点で迎えたラストプレーで放ったショットはエアボールに。オーバータイムでもエアボールを連発しチームも敗れたが、それでも臆することなくシュートを打ち続けた姿は今なお語り継がれている。

 ヴィッティは、その時にコビーが特別な存在だと確信したと振り返る。

「普通の選手ならあれで潰れてしまうが、彼は朝の3時か4時にはジムに戻って練習を始め、より強くなって戻ってきた。人生において、人は成功からよりも失敗から多くを学ぶ。

 才能なんて人生で最も過大評価されているものだ。コビーの成功において、最も貢献度が低かった要素は『才能』だと言っていい。それ以外のあらゆる要素、自分がやると決めたことに対して、知的に、かつ徹底的に取り組む姿勢こそが彼を成功させたんだ」
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