現地時間4月27日(日本時間28日、日付は以下同)、NBAは2025-26シーズンの新人王に、クーパー・フラッグ(ダラス・マーベリックス)が選ばれたことを発表した。
昨年のドラフト全体1位でマブズから指名されたフォワードは、70試合に出場し平均21.0点、6.7リバウンド、4.5アシスト、1.2スティール、0.9ブロックを記録。
チームがウエスタン・カンファレンス12位の26勝56敗(勝率31.7%)と低迷するなか、4月にはNBA史上最年少(19歳)で50得点超え(51得点)をマークするなど、ファーストオプションとして奮闘を続けた。
投票権を持つ100名のメディアと放送関係者のうち、56名は1位票(5ポイント)をフラッグへ投じ、計412ポイントに達した。対抗と目されていたコン・カニップル(シャーロット・ホーネッツ)は、1位票の残り44と、2位票(3ポイント)を55名から獲得し、計386ポイントで2位となった。
2人のポイント差はわずか26。現行フォーマットが採用された2002-03シーズン以降では、2021-22シーズンの15ポイント差に次ぐ僅差の決着となった。
フラッグが新人トップの平均21.0点を残したのに対し、カニップルは2位の平均18.5点に5.3リバウンド、3.4アシストをマーク。さらに、3ポイント成功数273本は堂々リーグ1位で、2022-23シーズンにキーガン・マレー(サクラメント・キングス)が打ち立てた206本を大幅に上回り、ルーキーの3ポイント成功数の新記録を樹立した。
また、マブズがウエスト下位へ低迷した一方、ホーネッツはイースタン・カンファレンス9位の44勝38敗(勝率53.7%)でレギュラーシーズンを終え、プレーイン・トーナメントへ進出。
新人王争いはチーム成績よりも個人成績が重視される傾向にあるが、それでも今回の結果は単純なスタッツだけでは説明しきれないものとなった。
投票結果を受けて、『Clutch Points』のNBAインサイダー、ブレット・シーガル記者がSNSで次のように発言していた。
「NBAメディアの投票者数名が、プレーイン・トーナメントの結果を受けて、カニップルからフラッグへ投票選手を変えたと公に認めていた。もしプレーイン前の投票だったら、カニップルが勝利していたのか、私は疑問に思うね」
事実、スポーツアナリストのビル・シモンズは、プレーインの結果が投票に影響を与えたと明かしている。
「プレーインの結果で、私の最優秀シックスマン賞の投票は変わったんだ。当初はケルドン・ジョンソン(サンアントニオ・スパーズ)よりも、ハイメ・ハケスJr.(マイアミ・ヒート)が上だった。
だが水曜日(実際は14日の火曜日)にマイアミが負けたことで、『プレーインの最終ラウンドに進出できなかったチームにシックスマン賞を与えるなんてあり得ないだろ?』と思い、投票選手を変えたんだ。これはリーグの責任だ。彼らは、プレーイン・ゲームの前に投票を済ませるべきだった」
ホーネッツはプレーイン・ゲーム初戦でヒートを下したが、8位決定戦でオーランド・マジックに大敗し、プレーオフ進出を逃していた。
プレーイン・トーナメントの数字は、レギュラーシーズンにおける公式のスタッツにカウントされない。ただ、一発勝負ゆえにシーズン中よりも注目度は増すため、そのインパクトは大きい。
そんな大舞台でカニップルは2試合で計17得点、8リバウンド、フィールドゴール成功率22.7%(5/22)と不発に終わった。
もしプレーイン前に投票を締め切っていれば、フラッグとカニップルの順位が変わっていた可能性は十分ありそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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チームがウエスタン・カンファレンス12位の26勝56敗(勝率31.7%)と低迷するなか、4月にはNBA史上最年少(19歳)で50得点超え(51得点)をマークするなど、ファーストオプションとして奮闘を続けた。
投票権を持つ100名のメディアと放送関係者のうち、56名は1位票(5ポイント)をフラッグへ投じ、計412ポイントに達した。対抗と目されていたコン・カニップル(シャーロット・ホーネッツ)は、1位票の残り44と、2位票(3ポイント)を55名から獲得し、計386ポイントで2位となった。
2人のポイント差はわずか26。現行フォーマットが採用された2002-03シーズン以降では、2021-22シーズンの15ポイント差に次ぐ僅差の決着となった。
フラッグが新人トップの平均21.0点を残したのに対し、カニップルは2位の平均18.5点に5.3リバウンド、3.4アシストをマーク。さらに、3ポイント成功数273本は堂々リーグ1位で、2022-23シーズンにキーガン・マレー(サクラメント・キングス)が打ち立てた206本を大幅に上回り、ルーキーの3ポイント成功数の新記録を樹立した。
また、マブズがウエスト下位へ低迷した一方、ホーネッツはイースタン・カンファレンス9位の44勝38敗(勝率53.7%)でレギュラーシーズンを終え、プレーイン・トーナメントへ進出。
新人王争いはチーム成績よりも個人成績が重視される傾向にあるが、それでも今回の結果は単純なスタッツだけでは説明しきれないものとなった。
投票結果を受けて、『Clutch Points』のNBAインサイダー、ブレット・シーガル記者がSNSで次のように発言していた。
「NBAメディアの投票者数名が、プレーイン・トーナメントの結果を受けて、カニップルからフラッグへ投票選手を変えたと公に認めていた。もしプレーイン前の投票だったら、カニップルが勝利していたのか、私は疑問に思うね」
事実、スポーツアナリストのビル・シモンズは、プレーインの結果が投票に影響を与えたと明かしている。
「プレーインの結果で、私の最優秀シックスマン賞の投票は変わったんだ。当初はケルドン・ジョンソン(サンアントニオ・スパーズ)よりも、ハイメ・ハケスJr.(マイアミ・ヒート)が上だった。
だが水曜日(実際は14日の火曜日)にマイアミが負けたことで、『プレーインの最終ラウンドに進出できなかったチームにシックスマン賞を与えるなんてあり得ないだろ?』と思い、投票選手を変えたんだ。これはリーグの責任だ。彼らは、プレーイン・ゲームの前に投票を済ませるべきだった」
ホーネッツはプレーイン・ゲーム初戦でヒートを下したが、8位決定戦でオーランド・マジックに大敗し、プレーオフ進出を逃していた。
プレーイン・トーナメントの数字は、レギュラーシーズンにおける公式のスタッツにカウントされない。ただ、一発勝負ゆえにシーズン中よりも注目度は増すため、そのインパクトは大きい。
そんな大舞台でカニップルは2試合で計17得点、8リバウンド、フィールドゴール成功率22.7%(5/22)と不発に終わった。
もしプレーイン前に投票を締め切っていれば、フラッグとカニップルの順位が変わっていた可能性は十分ありそうだ。
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