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ニックス大逆転勝利に指揮官は「ハーデンを狙っていた」と告白。一方キャブズ側は「交代させるなんて考えもしなかった」と動じず<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2026.05.21

ブランソンを中心とした終盤の猛攻で大逆転勝利を収めたニックス。プレーオフ8連勝を記録した。(C)Getty Images

 現地時間5月19日(日本時間20日)、ニューヨーク・ニックスは、ホームのマディソンスクエア・ガーデン(MSG)にクリーブランド・キャバリアーズを迎え、イースタン・カンファレンス・ファイナル初戦へ臨んだ。

 試合はドノバン・ミッチェル率いるキャブズが善戦。第4クォーター残り7分52秒の時点で、この日最大の22点差(93-71)をつけていた。大差を追う展開に陥ったニックスの主将ジェイレン・ブランソンは、たとえこのゲームを落としても、最後まで戦い抜こうと仲間たちに伝えていたという。

「とにかく戦い続けよう。少しずつでも攻め続けるんだ。1回のポゼッションで逆転できるわけじゃないんだ」。そう語ったと試合後に明かしたブランソンは、その直後のポゼッションでフローターを成功。

 ここからニックスは怒濤のスコアリングショーで延長へと持ち込み、最終スコア115-104でキャブズを下した。
 
 第4クォーター残り7分45秒から延長終了までの約12分半で、なんとニックスは44-11の驚異的なランでキャブズをねじ伏せた。『Offside』によると、この間ニックスのオフェンシブ・レーティングは173.2で、キャブズは50.6と両極端な数値を記録している。

 44得点のうち、ブランソンがフィールドゴール成功率80.0%(8/10)で17得点をマークするなど、ニックスはチーム全体でも同75.0%(15/20)とオフェンスが爆発。試合後、マイク・ブラウンHC(ヘッドコーチ)は、疲労が蓄積しているジェームズ・ハーデンを"ハント"する作戦に打って出たと明かした。

「試合の流れに合わせて行動しないといけないこともある。相手もジェイレンに対して同じことをしようとしていたから、『よし、我々はこの作戦で勝負できる』と判断した。普段、こういう作戦はあまり取らないようにしているが、ジェイレンならそれができる気がした。我々がハーデンを狙っていたのは明らかだ」

 この試合でキャブズ最長の42分5秒コートに立ったハーデンは、フィールドゴール成功率31.3%(5/16)と苦戦。15得点、4リバウンド、3アシスト、ターンオーバーは6本を犯してしまった。
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キャブズ指揮官はハーデンを信頼「交代させるなんて考えもしなかった」