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涙したウェンバンヤマに嘲笑の声も…フォックスは同僚を称賛「勝ちたいからこそ感情を表に出すんだ」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2026.06.01

ファイナル進出が決まり涙したウェンビーを、フォックスが称賛した。(C)Getty Images

 現地時間5月30日(日本時間31日、日付は以下同)、サンアントニオ・スパーズはプレーオフのウエスタン・カンファレンス決勝第7戦でオクラホマシティ・サンダーを111-103で撃破。シリーズ成績を4勝3敗とし、優勝した2014年以来となるNBAファイナル進出を決めた。

 この試合、スパーズの大黒柱ヴィクター・ウェンバンヤマは、チームトップの22得点に7リバウンド、2アシスト、1スティール、1ブロックをマーク。シリーズを通じても平均27.3点、10.9リバウンド、3.1アシスト、1.4スティール、2.7ブロック、フィールドゴール成功率48.1%、3ポイント成功率40.0%と圧巻のパフォーマンスを披露し、カンファレンス・ファイナルMVPに輝いた。

 最終第7戦の末にサンダーを下した後、ウェンバンヤマは歓喜のあまり約2分間にわたってコートで叫び、涙を流すなど感情を爆発。チームメイトたちと抱き合い、ファイナル進出の喜びを分かち合った。

 ウェンバンヤマはプレーだけでなくリーダーシップも発揮。キャリア3年目、22歳の若さでスパーズを牽引するビッグマンについて、在籍2年目のディアロン・フォックスはこう語る。
 
「彼はとにかく勝利を欲している。そういう選手はあまり多くない。彼の試合に対する取り組み方は、コートに足を踏み入れた瞬間から見て取れる。コート上だけでなく、練習施設にいてもわかる。映像の分析に費やす時間を見れば、彼がどれだけ勝ちたいかがわかるはずだ」

 ソーシャルメディアでは、ファイナル進出が決まったことで涙を流したウェンバンヤマを嘲笑する人もいた。ただ、フォックスはその情熱を高く買っていた。

「彼が感情を爆発させるのは素晴らしいことだと思うね。何が何でも勝ちたいからこそ、感情を表に出すんだ。彼が僕たちを引っ張ってくれている。僕らはそんな彼を頂点へ導こうと努力しているんだ」

 スパーズが2014年以来初、通算6度目のNBAチャンピオンを目指して競い合うのは、イースタン・カンファレンスを勝ち上がったニューヨーク・ニックス。昨年12月の「エミレーツNBAカップ2025」決勝で敗れた相手だけに、ホームコート・アドバンテージを持つスパーズはウェンバンヤマを中心に入念な準備を整え、6月3日の初戦に臨む。

文●秋山裕之(フリーライター)

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