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「彼に言われたことを毎日2回やり続けた」元レイカーズ戦士が語るコビーの“優勝への設計図”<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2026.06.03

アリーザ(左)が2008年オフにコビー(右)から送られた“優勝への設計図”を明かした。(C)Getty Images

 2007-08シーズンのロサンゼルス・レイカーズは、シーズン中に大型トレードでスペイン人ビッグマンのパウ・ガソル獲得に成功。大黒柱コビー・ブライアントの強力な相棒を手に入れ、同シーズンにウエスタン・カンファレンスの第1シードを手にし、2004年以来となるNBAファイナル進出を果たした。

 しかし、大舞台ではポール・ピアース、ケビン・ガーネット、レイ・アレンのビッグ3擁する宿敵ボストン・セルティックスに劣勢を強いられた。第4戦で最大24点差をひっくり返され悪夢の逆転負けを喫すると、あとがない敵地での第6戦は92-131と完敗。レイカーズは屈辱のシリーズ敗戦を味わった。

 ただ、ファイナル敗退の直後からコビーは再びこの舞台に舞い戻り、雪辱を果たすことを強く誓っていた。

 コビーは自身だけでなくチームメイトにも"覚悟"を求めており、09年にレイカーズの優勝に貢献したトレバー・アリーザもその1人だった。

 07年から約2年間レイカーズでコビーと共闘したウイングは、ポッドキャスト番組『All The Smoke』でエースから"優勝への設計図"を送られたエピソードを明かした。

「負けるのは決して気分のいいものじゃない。でも、正直に言えば、彼ら(レイカーズの主力陣)ほど重く受け止めてはいなかったと思う。試合後にホテルへ向かうバスは揺れていた。(セルティックス)ファンがバスを揺らして、石まで投げてきていたんだ。
 
 ファイナルで平均7.0分の出場にとどまったアリーザは続ける。

「ホテルに戻ると、みんなコビーの部屋に集まった。酒を飲みながら、『どうすれば来年またこの舞台に戻り、もっと良いチームになれるか』を話し合っていたんだ。そしてLAに戻ってから、コビーが俺にメッセージを送ってきた」

『1週間後くらいに、俺たちが優勝するための設計図を送る。お前に何をしてほしいか、全部伝える』ってね。実際に彼は、俺にやってほしいことや、一緒にワークアウトする時間まで細かく書いたメッセージを送ってきた。俺たちは夏の間ずっとトレーニングしたし、彼に言われたことを毎日、1日2回やり続けた。そして翌年、本当に優勝したんだ」

 コビーが最も信頼し、愛したチームメイトとは、自分と同じように"最高を目指して努力できる選手"だった。アリーザもその1人であり、その努力の先に待っていたのがNBAチャンピオンの称号だった。

 最大のライバルであるセルティックスに敗れたことで、コビーはチーム全員をさらなる高みへ押し上げようとした。09年のファイナルではオーランド・マジックを4勝1敗で破り、10年には4勝3敗でセルティックスを撃破し連覇を達成。コビーとレイカーズの努力は最高の形で実を結ぶことになった。

構成●ダンクシュート編集部

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