専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

スパーズのジョンソンHCは「生まれながらのリーダー」ウェンビーや大学時代の同僚が称賛「僕らは彼についていく」<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2026.06.08

ジョンソンの“名将伝説”は始まったばかりだ。(C)Getty Images

ジョンソンの“名将伝説”は始まったばかりだ。(C)Getty Images

 7シーズンぶりのプレーオフ進出ながらファイナルを戦っている今季のサンアントニオ・スパーズ。地元でニューヨーク・ニックスに連敗スタートとなったが、カンファレンス・ファイナルでも昨季王者オクラホマシティ・サンダーに2勝3敗の崖っぷちから逆転勝利を手にした彼らの底力は計り知れない。

 そんな“ド根性軍団”を率いるのが、HC(ヘッドコーチ)就任1年目のルーキー指揮官、というのはなんとも見事な手腕だ。しかも彼が埋めた穴はとてつもなく大きい。前任は29年間にわたってスパーズを率い、その間チームに5度のタイトルをもたらした名将グレッグ・ポポビッチなのだから。

 脳卒中を患ったポポビッチがHCの座から退いたのに伴い、療養中に代行を務めたミッチ・ジョンソンがそのまま後任に昇格したのが昨年夏。この時は、ファイナルの対戦相手ニックスを率いるベテランのマイク・ブラウン(当時は無所属)を筆頭に、より経験豊富な指揮官の名前がスパーズの新HCとして噂されたが、球団は下部組織オースティン・スパーズでの経験こそあれど、NBAでのHC歴のないジョンソンを指名した。

 だが、今スパーズがいる状況を見れば、その選択は大成功だったと言えるだろう。
 
 彼自身は選手としてのNBA経験はない。カレッジプレーヤーだったスタンフォード大時代はポイントガードで、同じチームにはブルック&ロビンのロペス兄弟や、2010年にニックスでNBAデビューし、その年のオールルーキー1stチームに選ばれたランドリー・フィールズらがいた。

 米メディア『Andscape』でフィールズは、学生時代からジョンソンには「リーダーとして何か特別なものがあると感じていた」と振り返る。

「大声で鼓舞したり、無意味に熱く語ったりするタイプではない。物事を必要以上に説明することもない。それでもコートでは常に主導権を握っていた。彼には人を引きつける存在感があった。生まれながらのリーダーなんだ」

 現役引退後、フィールズはスパーズのスタッフとしてジョンソンと再会する機会を得たが、彼にとって、この旧友がNBAのHCになったことは驚きではなかったという。なぜならジョンソンは、リーダーシップだけでなく戦術眼についても、当時から類い稀な素質を見せていた。
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号

  • soccer_digest

    6月3日(水)発売

    定価:980円 (税込)
  • world_soccer_digest

    6月4日(木)発売

    定価:980円 (税込)
  • smash

    5月21日(木)発売

    定価:800円 (税込)
  • dunkshot

    4月24日(金)発売

    定価:1100円 (税込)
  • slugger

    5月22日(金)発売

    定価:1100円 (税込)