NBAの2025-26シーズンは、古豪ニューヨーク・ニックスが4勝1敗でサンアントニオ・スパーズを下し、1973年以来53年ぶりの栄冠を手にして幕を閉じた。
ファイナルMVPに選ばれたのは、キャプテンとしてニックスを牽引し続けたジェイレン・ブランソン。両チーム最多となるシリーズ平均32.6点を叩き出し、全11人の投票者から票を得る、文句なしの戴冠となった。
とりわけ優勝が懸かった第5戦。29歳の司令塔は一世一代のパフォーマンスを披露してみせた。
序盤からスパーズにリードを許す苦しい展開のなか、前半に16得点を稼ぐと、後半はさらにギアアップ。第3クォーターは途中、足首を捻るアクシデントに見舞われながらも14得点。第4クォーターは10点ビハインドの残り7分43秒から、1人で13得点を連取して逆転に導くと、同点で迎えた残り1分5秒には優勝を手繰り寄せるフローターを沈めて、94-90の逆転勝利に導いた。
最終的にチームの94点中45点を奪ったが、これはファイナルにおける球団新記録。さらに敵地で優勝を決めた一戦での得点としては、2度目の3連覇を成し遂げた1998年のマイケル・ジョーダン(シカゴ・ブルズ/98年第6戦)と並ぶ最多タイ記録となった。
優勝決定直後、コート上で喜びを爆発させるチームメイトたちをよそに、真っ先に相手指揮官のもとへ歩み寄り、挨拶を交わしていたブランソン。最後までキャプテンらしい姿勢を貫いた男も、コートサイドインタビューでは感情を抑え切れず、目には光るものがあった。
「言葉がない...夢に見たすべてが叶ったんだ」
ビラノバ大では主力として2度のNCAAタイトルを勝ち獲ったが、188cmのサイズなどを理由に、2018年のドラフトは2巡目33位という低評価。それでも22年のニックス加入を機にリーグ屈指のスコアリングガードとしての地位を確立し、今回のプレーオフで自身の価値を明確に決定づけた。
「誰もが我々を疑った時があったけど、常にそれを覆してきた。この自信は、自分の取り組みからきている。夏の間に磨いてきたこと、この状況を現実のものにするために過ごしてきたすべての夏、体育館にいた時間が今ここに集約されたんだ」
そう誇らしげに語ったブランソンは、2023年に優勝したニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ/2014年2巡目41位指名)に次いで、史上2番目に低順位でドラフト指名されたファイナルMVPとなった。
さらに、昨年12月のNBAカップ、今プレーオフのカンファレンス決勝MVPと合わせて、史上初の3冠を達成。「ニューヨークに来た理由そのものだ」という言葉通り、名門に53年ぶりのタイトルをもたらした苦労人は、ようやく心からの笑顔を見せていた。
■ジェイレン・ブランソン NBAファイナル成績
※G=ゲーム(○=勝ち、●=負け)、FG=フィールドゴール、3P=3ポイント、FT=フリースロー、R=リバウンド、A=アシスト、S=スティール
G1○:30点(FG12/31、3P2/9、FT4/4)、3R、2A、0S
G2○:20点(FG7/25、3P2/8、FT4/5)、5R、6A、5S
G3●:32点(FG11/25、3P3/5、FT7/8)、5R、5A、0S
G4○:36点(FG12/25、3P3/7、FT9/11)、5R、7A、3S
G5○:45点(FG14/27、3P4/7、FT13/15)、3R、3A、2S
シリーズ平均:32.6点(FG42.1%、3P38.9%、FT86.0%)、4.2R、4.6A、2.00S
構成●ダンクシュート編集部
【NBAファイナル】ニックスが悲願達成!連日の大逆転劇で53年ぶりのチャンピオンに 45得点のブランソンがMVP<DUNKSHOOT>
ブランソンをはじめ直近3年連続でファイナル出場。NBAを席巻する人気名“ジェイレン”、その起源は…<DUNKSHOOT>
ニックスのファイナル進出で“ブランソン中心では勝てない”発言が再注目…渦中のWNBA指揮官は「歴史に基づいただけ。撤回はしない」<DUNKSHOOT>
【画像】NBAの頂点に立った男たち!王者を決める最終決戦「NBA FINAL」でMVPに輝いた選手を一挙紹介
ファイナルMVPに選ばれたのは、キャプテンとしてニックスを牽引し続けたジェイレン・ブランソン。両チーム最多となるシリーズ平均32.6点を叩き出し、全11人の投票者から票を得る、文句なしの戴冠となった。
とりわけ優勝が懸かった第5戦。29歳の司令塔は一世一代のパフォーマンスを披露してみせた。
序盤からスパーズにリードを許す苦しい展開のなか、前半に16得点を稼ぐと、後半はさらにギアアップ。第3クォーターは途中、足首を捻るアクシデントに見舞われながらも14得点。第4クォーターは10点ビハインドの残り7分43秒から、1人で13得点を連取して逆転に導くと、同点で迎えた残り1分5秒には優勝を手繰り寄せるフローターを沈めて、94-90の逆転勝利に導いた。
最終的にチームの94点中45点を奪ったが、これはファイナルにおける球団新記録。さらに敵地で優勝を決めた一戦での得点としては、2度目の3連覇を成し遂げた1998年のマイケル・ジョーダン(シカゴ・ブルズ/98年第6戦)と並ぶ最多タイ記録となった。
優勝決定直後、コート上で喜びを爆発させるチームメイトたちをよそに、真っ先に相手指揮官のもとへ歩み寄り、挨拶を交わしていたブランソン。最後までキャプテンらしい姿勢を貫いた男も、コートサイドインタビューでは感情を抑え切れず、目には光るものがあった。
「言葉がない...夢に見たすべてが叶ったんだ」
ビラノバ大では主力として2度のNCAAタイトルを勝ち獲ったが、188cmのサイズなどを理由に、2018年のドラフトは2巡目33位という低評価。それでも22年のニックス加入を機にリーグ屈指のスコアリングガードとしての地位を確立し、今回のプレーオフで自身の価値を明確に決定づけた。
「誰もが我々を疑った時があったけど、常にそれを覆してきた。この自信は、自分の取り組みからきている。夏の間に磨いてきたこと、この状況を現実のものにするために過ごしてきたすべての夏、体育館にいた時間が今ここに集約されたんだ」
そう誇らしげに語ったブランソンは、2023年に優勝したニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ/2014年2巡目41位指名)に次いで、史上2番目に低順位でドラフト指名されたファイナルMVPとなった。
さらに、昨年12月のNBAカップ、今プレーオフのカンファレンス決勝MVPと合わせて、史上初の3冠を達成。「ニューヨークに来た理由そのものだ」という言葉通り、名門に53年ぶりのタイトルをもたらした苦労人は、ようやく心からの笑顔を見せていた。
■ジェイレン・ブランソン NBAファイナル成績
※G=ゲーム(○=勝ち、●=負け)、FG=フィールドゴール、3P=3ポイント、FT=フリースロー、R=リバウンド、A=アシスト、S=スティール
G1○:30点(FG12/31、3P2/9、FT4/4)、3R、2A、0S
G2○:20点(FG7/25、3P2/8、FT4/5)、5R、6A、5S
G3●:32点(FG11/25、3P3/5、FT7/8)、5R、5A、0S
G4○:36点(FG12/25、3P3/7、FT9/11)、5R、7A、3S
G5○:45点(FG14/27、3P4/7、FT13/15)、3R、3A、2S
シリーズ平均:32.6点(FG42.1%、3P38.9%、FT86.0%)、4.2R、4.6A、2.00S
構成●ダンクシュート編集部
【NBAファイナル】ニックスが悲願達成!連日の大逆転劇で53年ぶりのチャンピオンに 45得点のブランソンがMVP<DUNKSHOOT>
ブランソンをはじめ直近3年連続でファイナル出場。NBAを席巻する人気名“ジェイレン”、その起源は…<DUNKSHOOT>
ニックスのファイナル進出で“ブランソン中心では勝てない”発言が再注目…渦中のWNBA指揮官は「歴史に基づいただけ。撤回はしない」<DUNKSHOOT>
【画像】NBAの頂点に立った男たち!王者を決める最終決戦「NBA FINAL」でMVPに輝いた選手を一挙紹介




