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「もし俺が彼なら体幹を鍛える」ガーネットがウェンバンヤマに送ったさらなる進化への助言<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2026.06.24

優勝はならなかったが、ウェンビーはキャリア3年目の昨季、初プレーオフでスパーズをファイナルまで導いた。(C)Getty Images

優勝はならなかったが、ウェンビーはキャリア3年目の昨季、初プレーオフでスパーズをファイナルまで導いた。(C)Getty Images

 今年のNBAファイナルでニューヨーク・ニックスに1勝4敗で敗れ、「人生で最大の教訓を得た」と振り返ったサンアントニオ・スパーズの大黒柱ヴィクター・ウェンバンヤマ。

 昨夏も、頭を丸めて中国の少林寺で修行を行なうなど、奇想天外なオフを過ごした彼だけに、この夏も新たな挑戦に向けて心身を整える計画を立てていることだろう。

 そんなウェンビーに、さらなるレベルアップを期してアドバイスを授けているのが、ボストン・セルティックスのレジェンド、ケビン・ガーネットだ。

 元同僚のポール・ピアースと共同ホストを務めるポッドキャスト『TICKET & THE TRUTH』で、2004年のMVPは、ウェンビーがさらに鍛えるべき点は、”体幹”であると熱弁を振るった。

「もし俺が彼なら、体幹の強化に取り組むね。ご覧の通り、俺はそんなに身体が大きかったわけじゃない。でも、ポストアップで重心を落として構えている時の強さは最強レベルだった。ローポストで構えて、そこからパスをさばいたり、ゴール下からシュートに持ち込むようなプレーでは、俺は本当に強かったんだ」

 現役時代のガーネットは211cm・109kg。224cm・107kgのウェンビーより体重は2kg重いものの、NBAのビッグマンとしては決して屈強なタイプではなかった。それでも21年間で平均17.8点、10.0リバウンド、優勝1回、オールスター選出15回という華々しいキャリアを築いた。
 
 ガーネットは、昨年のオフにもウェンビーに「1週間、UCLAに行って、そこでハングリーな若い奴らと徹底的にやり合え」と提案していた。

 その狙いは、ウェンバンヤマの内に眠る“悪魔性”を引き出すことだった。

「来たるシーズン、お前に必要なのは存在感だ。デーモンになれ!」

 レジェンドの助言の影響か、昨季のウェンバンヤマのパフォーマンスを見ると、存在感は格段に増していた。デビュー当初に見られた“優等生”的なプレーではない、時にはフレイグラントファウルをも厭わないフィジカルなプレーも見せ、カンファレンス準決勝第4戦では、ミネソタ・ティンバーウルブズのナズ・リードへの肘打ちで初の退場処分を受けている。

 昨夏、ガーネットとワークアウトを行なったウェンバンヤマは次のように語っている。

「KGとのワークアウトはものすごく面白かった。チームメイトや対戦相手、レフェリーやメディアといった人たちとの関係性についての彼の見方はものすごく独特で、感情のコントロールもうまい。エネルギーはたぎっているのに、それを最善の形で使うチャンネル調整の仕方を知っている」
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