7月13日、デンバー・ナゲッツが2025-26シーズンのユーロリーグ最優秀守備選手、アルファ・ディアロと1年140万ドルの契約を結んだと、『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者が報じた。
ニューヨーク生まれのディアロは、ロードアイランド州のプロビデンス大出身。2020年のドラフトでは指名漏れとなり、活躍の場を欧州に求め、6年間プロとしてプレーした。
最初に入団したのはギリシャリーグのラブリオ。アテネ近郊の港町を本拠地とするクラブで、トップリーグ昇格から当時まだ6年目。オリンピアコスやパナシナイコスといった欧州屈指の強豪がひしめく同国では、発展途上のチームだった。
だが、加入初年度からディアロはクラブを史上初のリーグファイナルに導く。パナシナイコスにシリーズ1勝3敗で敗れて準優勝に終わったものの、自身はシリーズ平均12.9点、5.4リバウンド、2.1アシスト、1.5スティールと、見事なパフォーマンスを披露した。
この活躍が評価され、翌シーズンはいまやユーロリーグ常連となったモナコへ移籍。同クラブで直近シーズンを含む3度の国内リーグ優勝に貢献し、個人としてもフランスリーグProAの最優秀守備選手賞2度、オール1stチームにも2度選出と、フランスリーグを代表する選手の1人に成長。昨季はユーロリーグのスティール王と最優秀守備選手賞にも選出された。
そんな彼に、プロキャリア7年目にして、NBAの扉が開かれた。
ナゲッツにとって、守備力に優れたロールプレーヤーの補強は、再び頂点を目指す上で大きな課題のひとつだった。
大学時代の試合後のインタビューを見ても、「とにかくボールを追いかけて、掴んだら離さない。ルーズボールも絶対にモノにする!」と、ボールへの並々ならぬ執着心をのぞかせていたディアロ。
その泥臭さと執着心が、昨季のユーロリーグ・スティール王というタイトルにつながった。201cmとサイズもあって相手のエースにマッチアップできるウイングは、ナゲッツにとってぜひとも欲しい人材だろう。
また、NBAでは未知数とはいえ、ヨーロッパでは毎年2桁得点を記録するなど、得点力も備える。モナコでも元NBA選手のマイク・ジェームズのパスからたびたび決定的なシュートを決めていた。ナゲッツではニコラ・ヨキッチの珠玉のアシストから、フィニッシュする場面が見られるかもしれない。
ディアロはニューヨーク生まれながら、その後デンバーへ移り住み、高校1年までは当地で暮らしていた。つまりナゲッツ加入は"地元凱旋"でもある。ちなみにヨキッチとは、同じマネジメント会社所属のエージェントが担当している縁もある。
29歳にして叶ったNBA挑戦。しかも地元のデンバーでのデビューは、彼にとって夢のようなシナリオだろう。
とはいえ、ユーロリーグで目覚ましい活躍を見せても、NBAの舞台では輝きを放てなかった選手は少なくない。欧州最高峰のディフェンダーがどこまで存在感を示せるか、その挑戦から目が離せない。
文●小川由紀子
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最初に入団したのはギリシャリーグのラブリオ。アテネ近郊の港町を本拠地とするクラブで、トップリーグ昇格から当時まだ6年目。オリンピアコスやパナシナイコスといった欧州屈指の強豪がひしめく同国では、発展途上のチームだった。
だが、加入初年度からディアロはクラブを史上初のリーグファイナルに導く。パナシナイコスにシリーズ1勝3敗で敗れて準優勝に終わったものの、自身はシリーズ平均12.9点、5.4リバウンド、2.1アシスト、1.5スティールと、見事なパフォーマンスを披露した。
この活躍が評価され、翌シーズンはいまやユーロリーグ常連となったモナコへ移籍。同クラブで直近シーズンを含む3度の国内リーグ優勝に貢献し、個人としてもフランスリーグProAの最優秀守備選手賞2度、オール1stチームにも2度選出と、フランスリーグを代表する選手の1人に成長。昨季はユーロリーグのスティール王と最優秀守備選手賞にも選出された。
そんな彼に、プロキャリア7年目にして、NBAの扉が開かれた。
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大学時代の試合後のインタビューを見ても、「とにかくボールを追いかけて、掴んだら離さない。ルーズボールも絶対にモノにする!」と、ボールへの並々ならぬ執着心をのぞかせていたディアロ。
その泥臭さと執着心が、昨季のユーロリーグ・スティール王というタイトルにつながった。201cmとサイズもあって相手のエースにマッチアップできるウイングは、ナゲッツにとってぜひとも欲しい人材だろう。
また、NBAでは未知数とはいえ、ヨーロッパでは毎年2桁得点を記録するなど、得点力も備える。モナコでも元NBA選手のマイク・ジェームズのパスからたびたび決定的なシュートを決めていた。ナゲッツではニコラ・ヨキッチの珠玉のアシストから、フィニッシュする場面が見られるかもしれない。
ディアロはニューヨーク生まれながら、その後デンバーへ移り住み、高校1年までは当地で暮らしていた。つまりナゲッツ加入は"地元凱旋"でもある。ちなみにヨキッチとは、同じマネジメント会社所属のエージェントが担当している縁もある。
29歳にして叶ったNBA挑戦。しかも地元のデンバーでのデビューは、彼にとって夢のようなシナリオだろう。
とはいえ、ユーロリーグで目覚ましい活躍を見せても、NBAの舞台では輝きを放てなかった選手は少なくない。欧州最高峰のディフェンダーがどこまで存在感を示せるか、その挑戦から目が離せない。
文●小川由紀子
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