NBA

シーズン中断に八村塁も「ありえない…」と絶句。一夜明けて渡邊雄太、馬場雄大の3人でインスタライブの決行を発表

秋山裕之

2020.03.13

1年目からウィザーズの大きな戦力になっていただけに、八村は突然のシーズン中断に戸惑いを隠せない様子だった。(C)Getty Images

 3月11日(日本時間12日、日付は以下同)、ユタ・ジャズのルディ・ゴベアが新型コロナウイルス感染の予備検査で陽性と判定されたことを機に、NBAは翌12日からレギュラーシーズンの中断に踏み切った。

 その後、チームメイトのドノバン・ミッチェルも陽性だったことが現地メディアの報道で明らかとなった。今後も感染したと報じられるNBA選手が出てくるだろうが、マイク・コンリーは陰性だったことも分かった。

 コンリーはチームメイトたちとハンドシェイクをせず、肘を使っていたこと、そして入念に手洗いをしていたからではないかと『KSL.com』のライアン・ミラー記者が報じている。

『AFP』によると、日本時間13日午前2時の時点で、新型コロナウイルスの感染者数は116の国と地域で13万1460人に達し、4923人が死亡。潜伏期間は1日から14日で、平均5.8日間と報じられていて、今も世界中で感染者が拡散し続けている。

 シーズン中断を受け、ワシントン・ウィザーズは選手やコートをはじめ、バスケットボール オペレーションズのスタッフに3~4日間の自主隔離することを伝えたという。ゴベアやミッチェルが感染していたことが判明したのはここ2日間だが、いつから感染していたのかは明らかになっていない。
 
 ウィザーズは2月28日にアウェーでジャズと戦っており、3月4日にジャズと対戦したニューヨ―ク・ニックスとも10日にマッチアップしていた。そのため、もしゴベアやミッチェルがその時点で感染していたとすれば。濃厚接触に該当する可能性もある。

 NBAはシーズン中断を約1か月間とし、そこから再開して通常のシーズンよりも期間を延ばしてプレーオフやNBAファイナルを戦うシナリオがあるものの、それはあくまで安全が確保された場合のみで、このままシーズンが終了する可能性もあり得る。

 そんな中、ウィザーズの八村塁は、NBAのシーズン中断という衝撃的なニュースを耳にして「ありえない…」と自身のツイッターへ投稿。これは世界中のNBAファンの想いを代弁しているような一言だったと言っていいだろう。

 一夜明けた12日。八村は渡邊雄太(メンフィス・グリズリーズ/2WAY契約)、ダラス・マーベリックス傘下のGリーグチーム、テキサス・レジェンズに所属する馬場雄大とともに、日本時間14日の10時からインスタライブをすると発表。ファンからの質問に3人で答えていくという。

"バスケの力で日本を元気に"というハッシュタグのとおり、アメリカで活躍する3選手によるインスタライブは、国内のイベントが軒並み中止となり、不要不急の外出を避ける日が続く日本のバスケットボールファンへ大きな力を与えてくれるはずだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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