2013年に引退した元スーパースターのアレン・アイバーソンは現在、ノースカロライナ州シャーロットに住んでいる。現在44歳のレジェンドはNBAキャリアをスタートさせ、11年間在籍した古巣のフィラデルフィア・セブンティシクサーズのホームゲームに足を運んでいるが、昨冬に球団幹部にカーメロ・アンソニーの獲得を進言していたという。
シクサーズはジョエル・エンビードとベン・シモンズの2枚看板を中心に、トバイアス・ハリス、アル・ホーフォード、ジョシュ・リチャードソンとスターティング5はほぼ固定されている。しかし開幕後、エルトン・ブランドGMに一本の電話があったそうだ。
「EB(ブランドの愛称)、カーメロはまだいける」
35歳のカーメロは昨季ヒューストン・ロケッツと契約したが、2019年1月にトレードでシカゴ・ブルズへ移籍。その後、解雇されて所属先のないまま今季の開幕を迎えていた。2006年から2年間、デンバー・ナゲッツでカーメロとデュオを組んだアイバーソンは、古巣に元チームメイトの獲得を促したようだ。しかし、シクサーズは補強には動かず、カーメロはシーズン途中にポートランド・トレイルブレイザーズと契約し、50試合に出場して平均15.3点、6.3リバウンド、1.6アシストと復活を印象付けている。
ブランドGMは、「これはカーメロが(ポートランドと)契約をする前の話だ。カーメロはカムバックし、良い感じだ。彼(アイバーソン)は正しかった」と舞台裏を明かしている。ただ、アイバーソンは人々が自分の判断を疑うかもしれないことに驚きはなかったという。
「見てみな、他の選手たちと(俺は)何が違うか、時代さ。俺はただ、対戦した選手やずっと一緒にいた選手たちの観点からバスケットボールを知っているだけさ」
アイバーソンは、自分がシクサーズから重要な意見を求められる"コンサルタント役"を担えると考えているという。もっとも、チームと対話の場を設ける意向を示しつつも、現時点で正式なオファーがあったわけではなく、事態が急速に進展する可能性は低いようだ。
「そういったちゃんとした仕事に就くには、状況が適切でないとね。すべてが正しくないといけないし、100%準備できていないといけない。俺は上手くやり遂げられると言っている。でも、俺自身まだ断るかもしれない。いろいろあるんだよ」
シクサーズは2017-18シーズンから2年連続で50勝以上をあげ、再びイーストで強豪の地位を築こうとしている。しかし、プレーオフではカンファレンス準決勝の壁を乗り越えられてないのもまた事実だ。古巣にかつての象徴であるアイバーソンがどのように携わっているのか、興味深いところだ。
構成●ダンクシュート編集部
【PHOTO】ジョーダン最後のオールスター、田臥勇太デビュー、コビー81得点……1999-2019 NBA名場面集
シクサーズはジョエル・エンビードとベン・シモンズの2枚看板を中心に、トバイアス・ハリス、アル・ホーフォード、ジョシュ・リチャードソンとスターティング5はほぼ固定されている。しかし開幕後、エルトン・ブランドGMに一本の電話があったそうだ。
「EB(ブランドの愛称)、カーメロはまだいける」
35歳のカーメロは昨季ヒューストン・ロケッツと契約したが、2019年1月にトレードでシカゴ・ブルズへ移籍。その後、解雇されて所属先のないまま今季の開幕を迎えていた。2006年から2年間、デンバー・ナゲッツでカーメロとデュオを組んだアイバーソンは、古巣に元チームメイトの獲得を促したようだ。しかし、シクサーズは補強には動かず、カーメロはシーズン途中にポートランド・トレイルブレイザーズと契約し、50試合に出場して平均15.3点、6.3リバウンド、1.6アシストと復活を印象付けている。
ブランドGMは、「これはカーメロが(ポートランドと)契約をする前の話だ。カーメロはカムバックし、良い感じだ。彼(アイバーソン)は正しかった」と舞台裏を明かしている。ただ、アイバーソンは人々が自分の判断を疑うかもしれないことに驚きはなかったという。
「見てみな、他の選手たちと(俺は)何が違うか、時代さ。俺はただ、対戦した選手やずっと一緒にいた選手たちの観点からバスケットボールを知っているだけさ」
アイバーソンは、自分がシクサーズから重要な意見を求められる"コンサルタント役"を担えると考えているという。もっとも、チームと対話の場を設ける意向を示しつつも、現時点で正式なオファーがあったわけではなく、事態が急速に進展する可能性は低いようだ。
「そういったちゃんとした仕事に就くには、状況が適切でないとね。すべてが正しくないといけないし、100%準備できていないといけない。俺は上手くやり遂げられると言っている。でも、俺自身まだ断るかもしれない。いろいろあるんだよ」
シクサーズは2017-18シーズンから2年連続で50勝以上をあげ、再びイーストで強豪の地位を築こうとしている。しかし、プレーオフではカンファレンス準決勝の壁を乗り越えられてないのもまた事実だ。古巣にかつての象徴であるアイバーソンがどのように携わっているのか、興味深いところだ。
構成●ダンクシュート編集部
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